源道寺駅
源道寺駅(げんどうじえき)は、静岡県富士宮市源道寺町にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線の駅である。駅番号はCC05。
源道寺駅 | |
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西側(2018年4月) | |
げんどうじ Gendōji | |
◄CC04 富士根 (1.3 km) (1.4 km) 富士宮 CC06► | |
所在地 | 静岡県富士宮市源道寺町 |
駅番号 | CC 05 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■身延線 |
キロ程 | 9.3 km(富士起点) |
電報略号 | ケン |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
664人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)12月25日 |
備考 | 無人駅 |
概要
編集源道寺駅は富士宮市旧富士宮地区に位置し、1日当たり約700人の乗車客がある無人駅である。普通列車のみの停車駅であり、身延線で運行される特急「ふじかわ」は通過する。
JR東海によって運営されているが、1930年(昭和5年)の開設当初は私鉄富士身延鉄道が運営していた。その後同鉄道国有化を経て、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化に伴いJR東海に移管された。
歴史
編集- 1930年(昭和5年)12月25日:富士身延鉄道の源道寺停留場として開業[1]。旅客営業を開始[1]。
- 1938年(昭和13年)10月1日:富士身延鉄道を鉄道省が借り上げ、鉄道省身延線となる[2]。同時に源道寺駅に昇格[1]。
- 1941年(昭和16年)5月1日:富士身延鉄道が正式に国有化[2]。
- 1971年(昭和46年)3月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1983年(昭和58年)4月10日:無人化[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる[1]。
- 1999年(平成11年)3月:駅舎を撤去し、待合所を新設。
- 2010年(平成22年)3月13日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる[4]。
駅構造
編集富士宮駅が管理する無人駅[5]で、相対式ホーム2面2線を有する地上駅。線路・ホームはほぼ東西に通っており、南側のホームは下り列車が使用する1番線、北側のホームは上り列車が使用する2番線である。ホームの中ほどで線路の下を弓沢川が流れており、その部分のホームは鉄橋上に設けられている。
ホームは、西側にある源道寺踏切と東側にある塚田踏切の2つの踏切に挟まれ、駅の出入口はこれらの踏切がある道路に面して開設されている。無人駅で駅舎はないため、各ホームから直接外部に出ることが出来る。また、跨線橋は設置されておらず、2つのホームを行き来する場合は駅外部の踏切を使う。
開業当初は、木造平屋の小さな駅舎が1番線ホーム富士宮寄りに設置されていた。1983年(昭和58年)に無人化された後1999年(平成11年)にこの駅舎は撤去され、その跡地に簡単な待合所が新設された。自動券売機等の設置は無く、当駅で乗車券を購入することは出来ない。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 身延線 | 下り | 身延・甲府方面[注釈 1] |
2 | 上り | 富士方面[注釈 1] |
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1番線ホーム西側改札(2022年9月)
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1番線ホーム東側改札(2022年9月)
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2番線ホーム西側改札(2022年9月)
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2番線ホーム東側改札(2022年9月)
利用状況
編集「静岡県統計年鑑」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は664人である[6]。
1993年度(平成5年度)以降の推移は以下の通り。なお、2001年度(平成13年度)- 2009年度(平成21年度)の統計は非公表である。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
1993年(平成 | 5年)615 | [6] |
1994年(平成 | 6年)699 | |
1995年(平成 | 7年)716 | |
1996年(平成 | 8年)708 | |
1997年(平成 | 9年)680 | |
1998年(平成10年) | 650 | |
1999年(平成11年) | 651 | |
2000年(平成12年) | 676 | |
2001年(平成13年) | 非公表 | |
2002年(平成14年) | ||
2003年(平成15年) | ||
2004年(平成16年) | ||
2005年(平成17年) | ||
2006年(平成18年) | ||
2007年(平成19年) | ||
2008年(平成20年) | ||
2009年(平成21年) | ||
2010年(平成22年) | 694 | |
2011年(平成23年) | 717 | |
2012年(平成24年) | 741 | |
2013年(平成25年) | 778 | |
2014年(平成26年) | 744 | |
2015年(平成27年) | 758 | |
2016年(平成28年) | 775 | |
2017年(平成29年) | 823 | |
2018年(平成30年) | 822 | |
2019年(令和元年) | 784 | |
2020年(令和 | 2年)697 | |
2021年(令和 | 3年)664 |
駅周辺
編集富士宮市の郊外にある駅で、駅周辺には住宅が多い。富士根方の駅前にはロータリーが整備されている。
駅の下を流れる弓沢川は当駅の南約1 kmのところで潤井川に注いでいる。当駅の近くから富士根駅附近まで弓沢川および潤井川に沿って、東京製紙、王子特殊紙東海工場富士宮製造所など製紙工場が多く立地する。
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 2』 JTB、1998年、88頁
- ^ a b 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 1』 JTB、1998年
- ^ “「通報」●身延線源道寺駅ほか2駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1983年4月8日)
- ^ 『平成22年3月 TOICAがますます便利になります!!』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2009年12月21日。オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブ 。2020年12月19日閲覧。
- ^ 東海旅客鉄道編 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年
- ^ a b “6.鉄道運輸状況(JR)” (xls). 長期時系列【統計年鑑編】(県・市町村の変遷~商業). 静岡県. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月21日閲覧。