温泉寺 (豊岡市)

兵庫県豊岡市城崎町にある寺院

温泉寺(おんせんじ)は兵庫県豊岡市城崎町の大師山にある仏教寺院。山号は末代山(まつだいさん)。高野山真言宗の別格本山で本尊は十一面観音菩薩。 眼下にある城崎温泉郷の守護寺である。

温泉寺
本堂(重要文化財)
所在地 兵庫県豊岡市城崎町湯島985-2
位置 北緯35度37分27.264秒 東経134度48分01.836秒 / 北緯35.62424000度 東経134.80051000度 / 35.62424000; 134.80051000座標: 北緯35度37分27.264秒 東経134度48分01.836秒 / 北緯35.62424000度 東経134.80051000度 / 35.62424000; 134.80051000(本堂)
山号 末代山
宗派 高野山真言宗
寺格 別格本山
本尊 十一面観音
創建年 (伝)天平10年(738年
開基 道智上人
札所等 西国薬師四十九霊場29番
但馬西国三十三所33番
文化財 本堂、木造十一面観音立像、絹本著色十六善神像、木造千手観音立像、石造宝篋印塔(重要文化財)
法人番号 8140005012341 ウィキデータを編集
地図
1 本堂、2 薬師堂
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寺伝では天平10年(738年)、城崎温泉の開祖の道智上人による開基で、山号と寺号はその時に聖武天皇より賜ったものであるという。 但馬最古の木造建造物である室町時代初期建立の本堂等は、国の重要文化財に指定されている。

本堂の北東には城崎美術館がある。

札所

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境内

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山麓
山腹
  • 本堂 - 室町時代初期、至徳4年(1387年)頃建立。入母屋造、正面5間、和様・禅宗様・大仏様の三様式折衷、十一面観音安置
  • 本坊
  • 多宝塔 - 江戸時代中期(1768年)再建。但馬地方唯一の多宝塔。金剛界大日如来安置
  • 石造宝篋印塔
  • 鐘楼 - 江戸時代初期建立
山頂
  • 奥の院 - 平成22年(2010年)再建、倉橋英太郎建築設計事務所設計[1]
  • 慈母観音像 - 平成19年(2007年)10月28日建立
  • かに塚

文化財

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宝篋印塔(重要文化財)

重要文化財(国指定)

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  • 本堂 - 室町時代初期
  • 絹本著色十六善神像 - 平安時代末期
  • 木造十一面観音立像 - 平安時代中期、伝稽文作
  • 木造千手観音立像 - 平安時代後期
  • 石造宝篋印塔 - 鎌倉時代末期

兵庫県指定文化財

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  • 四天王立像
  • 木造金剛力士像

市指定文化財

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  • 山門(仁王門) - 江戸時代中期
  • 多宝塔 - 江戸時代中期
  • 宝篋印塔(東塔) - 室町末期
  • 温泉寺参道沿いの古木群 - 天然記念物
  • 薬師堂 - 江戸後期

年中行事

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  • 4月23日・24日 - 開山忌[2]

交通アクセス

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  • JR山陰本線 城崎温泉駅から徒歩15分、または全但バス「城崎町内経由」豊岡駅・豊岡病院・八鹿駅・但馬農高・とが山温泉行きに乗車、「鴻の湯」バス停下車徒歩約2分で大師山麓着、そこから参道の石段450段を登ったところが本堂
  • JR山陰本線 城崎温泉駅から徒歩15分の城崎温泉ロープウェイ「城崎温泉」駅から3分、「温泉寺」駅下車、本堂まで徒歩すぐ

脚注

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  1. ^ 寺社・仏閣|技術とサービス|株式会社 川嶋建設(2016年11月3日閲覧)
  2. ^ 本林靖久「温泉寺の開山忌」(豊岡市歴史文化遺産活用活性化事業実行委員会編『豊岡市の祭礼・年中行事等調査報告書』、pp.12-15、2017年3月)

関連項目

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外部リンク

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