国分市

日本の鹿児島県にあった市
清水村 (鹿児島県)から転送)

国分市(こくぶし)は、鹿児島県の中央部にあった

こくぶし
国分市
上野原遺跡
国分市章(1955年2月1日制定[1]
廃止日 2005年11月7日
廃止理由 新設合併
国分市溝辺町横川町牧園町霧島町隼人町福山町霧島市
現在の自治体 霧島市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 鹿児島県
市町村コード 46212-8
面積 122.51km2.
総人口 54,509
(2005年1月1日)
隣接自治体 曽於市福山町、霧島町、隼人町
市の木 クロガネモチ
市の花 ハナタバココスモス
国分市役所
所在地 899-4394
鹿児島県国分市中央三丁目45番1号
座標 北緯31度44分28秒 東経130度45分47秒 / 北緯31.74103度 東経130.76314度 / 31.74103; 130.76314座標: 北緯31度44分28秒 東経130度45分47秒 / 北緯31.74103度 東経130.76314度 / 31.74103; 130.76314
ウィキプロジェクト

「元気都市」と呼ばれ、県内の市町村の中では最も人口増加率・若年率が高く、全国的に少子高齢化が進む中で近年数少ない中学校の新設がなされた自治体である。

かつては煙草などの第一次産業が中心であったが、鹿児島空港に近いという地理的好条件からその後ソニー京セラなどのハイテク産業が発展した。多くの商業施設が立ち並び、周辺地域の中核的役割を担っている。

商業圏や生活圏は隣接する隼人町と混在しており、実質両市町間には地理的な境目が存在せず2市町あわせて『隼人国分』(国分隼人)地域と呼ばれることも多い。

また、薩摩地方と大隅地方、それに宮崎県を結ぶ交通の要所でもあり、国道高速道路鉄道などの交通手段が発達している。

2005年11月7日、国分市・溝辺町横川町牧園町霧島町隼人町福山町の1市6町が合併し、人口13万人規模の「霧島市」となった。

地理

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気候

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  • 最低気温 -3.2℃
  • 最高気温 36.1℃
  • 平均気温 17.7℃
  • 年間降水量 2,042mm

地勢

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地形
  • 国分平野
  • 平野原台地
  • 須川原台地
  • 平下原台地
  • 上野原台地
河川

沿革

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  • 1889年(明治22年) - 町村制が施行されたのに伴い、国分村(上小川村・向花村・野口村・府中村・新町村・本町・唐仁町が合併)、東国分村(小村・福島村・松木村・上井村・湊村・川内村が合併)、敷根村(麓村・下井村・上之段村・浜町が合併)、清水村(弟子丸村・川原村・姫城村・郡田村・山之路村が合併)、東襲山村(重久村・松永村・大窪村・田口村・川北村が合併)が成立。
  • 1896年(明治29年) - 郡区画改正が行われ、姶良郡、西囎唹郡桑原郡が合併し姶良郡となり、西囎唹郡に属していた国分村、東国分村、敷根村、清水村、東襲山村は姶良郡の所属となった。
  • 1926年(大正15年) - 国分村が町制施行し、国分町となる。
  • 1935年(昭和10年) - 東襲山村が霧島村に改称。
  • 1950年(昭和25年) - 霧島村より一部が分立し、東襲山村が成立。
  • 1954年(昭和29年) - 東襲山村、清水村が国分町に編入される。
  • 1955年(昭和30年) - 国分町が市制施行し、国分市となる。
  • 2005年(平成17年) - 国分市が溝辺町、横川町、牧園町、霧島町、隼人町、福山町の1市6町が新設合併し、霧島市となったのに伴い、自治体としては廃止された。

行政

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陸上自衛隊国分駐屯地
  • 市長 : 鶴丸明人

歴代市長

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特記なき場合『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』などによる[2]

氏名 就任 退任 備考
1 石塚彦一 1955年(昭和30年)2月1日 1956年(昭和31年)9月3日 旧国分町長、在任中に死去
2 中馬猪之吉 1956年(昭和31年)10月14日 1960年(昭和35年)10月13日
3 古江正 1960年(昭和35年)10月14日 1964年(昭和39年)10月13日
4 川崎志 1964年(昭和39年)10月14日 1966年(昭和41年)9月12日 辞職
5 林昌治 1966年(昭和41年)10月9日 1978年(昭和53年)10月8日
6 谷口義一 1978年(昭和53年)10月9日 2002年(平成14年)10月8日
7 鶴丸明人 2002年(平成14年)10月9日 2005年(平成17年)11月6日 廃止

警察

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消防

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郵便

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自衛隊

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産業

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農業

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  • いちご
  • トマト
  • ごぼう
  • 根深ねぎ
  • 葉タバコ - 民謡鹿児島おはら節の歌詞「花は霧島 煙草は国分 燃えて上がるは オハラハー 桜島」に歌われる“国分”とは当地のことであり、当地の葉タバコ生産は日本へのタバコ伝来後間もない1606年に服部近左衛門が試作したのが始まりとされている。以来日本国内有数の産地として続いてきたが、近年は縮小の一途を辿っている[3]

工業

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商業

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教育

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大学

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高等学校

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中学校

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小学校

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保育園

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  • 国分市立重久保育園
  • 国分市立清水保育園
  • 国分市立国分西保育園
  • 国分市立東国分保育園
  • 国分市立下井保育園

交通

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国分駅
 
国分インターチェンジ

鉄道

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道路

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高速道路
国道

観光

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  • 城山公園
  • 国分観光農園
  • 台明寺渓谷公園
  • 国分市黒石岳森林公園
  • 福島三万桜並木
  • 国分ハイテク展望台
  • 国分海浜公園
  • 国分キャンプ海水浴場
  • 舞鶴城
  • 大隅国分寺跡
  • 上野原縄文の森
  • ローカルエネルギー館
  • 国分市立郷土館
  • 岩戸温泉
  • 国分温泉

脚注

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  1. ^ 市民憲章・市章 - ウェイバックマシン(2004年2月12日アーカイブ分) - 国分市、2014年2月11日閲覧。
  2. ^ 歴代知事編纂会 1983, 786-789頁.
  3. ^ 読売新聞『葉タバコ 昨年の生産者・量・額10年前の半分以下』2008年9月21日

参考文献

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  • 角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 750頁
  • 『目で見る国分・姶良の100年』郷土出版社
  • 『国分郷土誌』国分郷土誌編纂委員会
  • 歴代知事編纂会 編集『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』 第3、歴代知事編纂会、1983年。 

関連項目

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外部リンク

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