清武博二
日本のゲーム開発者 (1960-)
清武 博二(きよたけ ひろじ、Hiroji Kiyotake、1960年12月21日[1] - )は日本のゲームクリエイター。鹿児島県出身。
略歴
編集学生時代にはラグビー部所属。京都精華大学デザイン学科卒業後、1983年に任天堂入社[2]。
処女作は『ゲーム&ウオッチ』の『ピンボール』のデザイン。
『メトロイド』シリーズの主人公である「サムス・アラン」や、マリオシリーズの悪役キャラクター「ワリオ」の生みの親。
ワリオについては、清武自身がモデルという噂があるが、本人は否定している[2]。しかし『ワリオランド』公式ガイドブックにて「あなたの身近にワリオに似ている人はいますか?」の質問に対し清武自身は「いません」と答えている一方、他のスタッフはみな口を揃えて「清武さん」と回答している。また同書にて行われた「ワリオに相応しい職業は?」という質問に対し清武氏は神と答えている。
作品
編集- ゲーム&ウオッチ ピンボール(1983年、ゲーム&ウオッチ)デザイン
- メトロイド(1986年8月6日、ファミリーコンピュータ ディスクシステム)キャラクターデザイン
- 光神話 パルテナの鏡(1986年12月19日、ファミリーコンピュータ ディスクシステム)ゲームデザイン
- ドクターマリオ(1990年7月27日、ファミリーコンピュータ)グラフィックデザイナー
- メトロイドII RETURN OF SAMUS(1992年1月21日、ゲームボーイ)ディレクター、グラフィックデザイナー
- スーパーマリオランド2 6つの金貨(1992年10月21日、ゲームボーイ)ディレクター、グラフィックデザイナー
- スーパーマリオランド3 ワリオランド(1994年1月21日、ゲームボーイ)ディレクター、グラフィックデザイナー
- ワリオの森(1994年2月19日、ファミリーコンピュータ)
- スーパーメトロイド(1994年3月19日、スーパーファミコン)サムスオリジナルデザイナー[3]
- Wario Blast(1994年11月北米発売、Game Boy)グラフィックデザイン
- Wario's Woods(1994年12月10日北米発売、Nintendo Entertainment System及びSuper NES[4])
- バーチャルボーイワリオランド アワゾンの秘宝(1995年12月1日、バーチャルボーイ)ディレクター(松岡洋史と共同)
- BSエキサイトバイク ぶんぶんマリオバトルスタジアム(1997年5月、スーパーファミコン・サテラビュー)テクニカルサポート
- ワリオランド2 盗まれた財宝(1998年10月21日、ゲームボーイカラー)キャラクターデザイナー
- ワリオランド3 不思議なオルゴール(2000年3月21日、ゲームボーイカラー)グラフィックデザイナー
- ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝(2001年8月21日、ゲームボーイアドバンス)デザイナー、アートディレクター
- メトロイドフュージョン(2003年2月14日、ゲームボーイアドバンス)サムスオリジナルデザイン[5]
- メイド イン ワリオ(2003年3月21日、ゲームボーイアドバンス)ワリオオリジナルデザイン
- あつまれ!!メイド イン ワリオ(2003年10月17日、ニンテンドーゲームキューブ)ワリオデザイン
- メトロイド ゼロミッション(2004年5月27日、ゲームボーイアドバンス)サムスデザイン
- ワリオワールド(2004年5月27日、ニンテンドーゲームキューブ)アドバイザー(坂本賀勇と共同名義)
- 怪盗ワリオ・ザ・セブン(2007年1月18日、ニンテンドーDS)ワリオ監修
- メトロイド アザーエム(2010年9月2日、Wii)コンセプトアート
その他、マリオパーティシリーズ、マリオゴルフシリーズ、マリオテニスシリーズ、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ、メイド イン ワリオシリーズなど、ワリオが登場するゲームのキャラクター監修も行っている。
脚注
編集- ^ ニンテンドードリーム2008年9月号インタビューより
- ^ a b “ワリオ誕生秘話(2008年 9月号より)”. Nintendo DREAM WEB. 2023年2月27日閲覧。
- ^ ゲーム中のサムスデザインは山根友美
- ^ 北米版ファミリーコンピュータ及びスーパーファミコンのことである
- ^ ゲーム中のサムスデザインは佐野伸也