深谷駅 (滋賀県)
滋賀県にあった鉄道駅
深谷駅(ふかたにえき)は、かつて滋賀県坂田郡伊吹村(現・米原市)に存在した、逓信省鉄道作業局東海道線の駅(廃駅)である。
深谷駅 | |
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ふかたに FUKATANI | |
所属事業者 | 逓信省鉄道作業局 |
開業年月日 | 1891年(明治24年)1月12日 |
廃止年月日 | 1899年(明治32年)12月28日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 東海道線 |
キロ程 | 431.1 km(東京起点) |
◄関ケ原 (7.3 km) (2.9 km) 長岡► | |
所属路線 | 東海道線(貨物線) |
キロ程 | 431.1 km(東京起点) |
(15.7 km) 長浜► | |
備考 | ルート変更に伴う廃止 |
歴史
編集1883年(明治16年)の開業当初、東海道線は関ケ原駅から長浜駅に向かっていたが、その線上にあった駅である。1889年(明治22年)、同線の途中(当駅のあった位置)から分岐して、長岡駅(現・近江長岡駅)から米原駅を経由して馬場駅(現・膳所駅)に至る延長線が開業した。その際、分岐点から長浜駅の間は休止となったが、1891年(明治24年)に同区間が貨物線として営業を再開した際に、長岡へ向かう本線との分岐点に新設された貨物駅である。この分岐点は現在の国道365号大野木交差点である。道路転用されて久しいが、線形などが鉄道分岐点の雰囲気をよく残している。
しかし、関ヶ原 - 深谷間は25‰の急勾配が連続するうえ、冬季の積雪も多い難所であったため、1899年(明治32年)に現在の柏原経由の勾配緩和新線が建設されて、本線はそちらに変更された。それにともなって、関ヶ原 - 深谷 - 長岡間、深谷 - 長浜間の旧線は廃止されることとなり、当駅もそれと運命をともにしたのである。
年表
編集隣の駅
編集脚注
編集参考文献
編集- 宮脇俊三isbn=4533027431『鉄道廃線跡を歩くIII』JTBパブリッシング、1997年。
- 辻󠄀 良樹「廃線廃駅の遺跡を歩く」2003年 JTB 「旅」2003年5月号所収
- 石野哲『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTBパブリッシング、1998年。ISBN 4533029809。