海福寺 (目黒区)
東京都目黒区にある寺院
海福寺(かいふくじ)は、東京都目黒区下目黒にある黄檗宗の寺院。山号は永寿山。本尊は釈迦如来坐像。
海福寺 | |
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所在地 | 東京都目黒区下目黒三丁目20番9号 |
位置 | 北緯35度37分45.50秒 東経139度42分33.60秒 / 北緯35.6293056度 東経139.7093333度座標: 北緯35度37分45.50秒 東経139度42分33.60秒 / 北緯35.6293056度 東経139.7093333度 |
山号 | 永寿山[1] |
宗旨 | 黄檗宗 |
本尊 | 釈迦如来坐像 |
創建年 | 万治元年(1658年)[1] |
開基 | 隠元隆琦[1] |
法人番号 | 3013205000075 |
沿革
編集元々は江戸の深川に真言宗の自肯庵から始まり、のちに曹洞宗の僧侶、独本性源が住持した。黄檗宗の開祖隠元禅師が来日した折に、開基を願い、隠元禅師を初代、自分を二代目とした。万治元年(1658年)。日本で隠元禅師が初めて開いた寺院である。明治43年(1910年)、現在地に移転。移転に伴う墓地整理の際に檀家の溝口家のミイラが発掘され、東京帝国大学に献体された。
本堂
編集海福寺の本堂は、中山忠能侯爵邸を移設したものである。大正天皇が幼少時に養育された建物であった[2]。国の登録有形文化財に登録されている[3]。
文化財
編集所在地
編集東京都目黒区下目黒三丁目20番9号
近隣情報
編集脚注
編集- ^ a b c 江戸名所図会 1927, p. 32.
- ^ 山本和夫 著『目黒区史跡散歩 (東京史跡ガイド10)』学生社、1992年、82-84p
- ^ a b 令和3年2月26日文部科学省告示第15号
- ^ 海福寺四脚門 区指定有形文化財(建造物)目黒区.2021年7月7日閲覧。
参考文献
編集- 山本和夫 著『目黒区史跡散歩 (東京史跡ガイド10)』学生社、1992年
- 斎藤幸雄「巻之七 揺光之部 永寿山海福寺」『江戸名所図会』 4巻、有朋堂書店、1927年、32-34,36-37頁。NDLJP:1174161/21。