海洋映画
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概要
編集1990年代までハリウッドでは、「海が舞台の映画はヒットしない」というジンクスがあり、 海洋映画は鬼門とされていた[1][2]。これは、1989年公開の『アビス』や、1995年公開の『ウォーターワールド』と『カットスロート・アイランド』等といった映画が失敗に終わり、特に『カットスロート・アイランド』に至っては、ギネス・ワールド・レコーズに「最も興行的な赤字が大きな映画」として記録されるなど、莫大な製作費を回収しにくい作品が多いという原因があった[2]。
そのような流れもあり、1997年公開の『タイタニック』も、公開前から失敗作になるという否定的な報道がなされていた[2]。しかし、そのような公開前の予想に反して、『タイタニック』は世界中で大ヒットを記録したことで、前述のジンクスは打ち破られる結果となった[2]。
2000年代以降も、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ等、様々な海洋映画がヒットを記録している。
2010年代以降は海洋映画が増加傾向にあるが、これはCGの大幅な発展で、実際の海で撮影しなくても良くなり、製作費を抑えることが可能になったことも増加の要因として挙げられる。
海洋映画の一覧
編集→「Category:海洋映画」も参照
- ポセイドン・アドベンチャー(1972年)
- ジョーズ(1975年)
- グラン・ブルー(1988年)
- アビス(1989年)
- ウォーターワールド(1995年)
- カットスロート・アイランド(1995年)
- タイタニック(1997年)
- ザ・グリード(1998年)
- ディープ・ブルー(1999年)
- ザ・ビーチ(2000年)
- キャスト・アウェイ(2000年)
- パーフェクト ストーム(2000年)
- ゴーストシップ(2002年)
- オープン・ウォーター(2003年)
- パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年)
- 海猿(2004年)
- イントゥ・ザ・ブルー(2005年)
- ポセイドン(2006年)
- ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(2012年)
- キャプテン・フィリップス(2013年)
- 大脱出(2013年)
- 白鯨との闘い(2015年)
- ザ・ブリザード(2016年)
- ロスト・バケーション(2016年)
- スイス・アーミー・マン(2016年)
- バーニング・オーシャン(2016年)
- ベイウォッチ(2017年)
- MEG ザ・モンスター(2018年)
- アクアマン(2019年)
- アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年)
- リトル・マーメイド(2023年)
脚注
編集- ^ 松崎健夫 松崎健夫の平成映画興行史 平成十年 沈みかけた船だった『タイタニック』 - Plus Paravi(2020年1月25日)
- ^ a b c d 松崎健夫 (2021年8月1日). “『ウォーターワールド』 誰もが“失敗作”と覚悟した海洋大作”. CINMORE. 2023年7月1日閲覧。