浦田恵司
浦田 恵司(うらた けいし、1952年3月11日[1])は、シンセサイザー・プログラマー、マニピュレーター[2]、音楽プロデューサー、作曲家[3]、編曲家。熊本県出身[4]。
人物・活動
編集クラシック音楽に興味があり、オーケストレーションを自身で組み立ててみたいと思い、キーボードでオーケストレーションを作成出来るメロトロンに関心を持つ。その流れで19歳の頃にシンセサイザーと出会う。最初に購入したのはMOOGⅢ[1]。現代音楽をやっていた友人の影響もあり、電子音のSEを作るなどのコラージュ的な音作りを確立させていった。本人曰く、気が付けばそれまでの実績が評価されるようになり、仕事の依頼も増え、知らないうちにシンセサイザー・プログラマーになっていた感じだったという[1]。
1986年から芸能山城組にサウンド・アーキテクトとして参加する。1990年には高野山や比叡山を舞台とし、僧侶の声とシンセサイザーを融合させたライブ・パフォーマンスを披露する[1]。
プログラマーとしては松任谷正隆、佐藤準、大村雅朗など著名なアレンジャーが編曲する作品に起用されることが多く[2]、井上陽水、松任谷由実をはじめとする日本の音楽界を代表する数多のミュージシャンやアーティストらと共演している[5]。また長編アニメ映画「AKIRA」の音楽を全編に亘って担当する。
現在は岐阜県高山市に移住し、青銅製のゴンダなどを使用した演奏活動と音源を基にした、ジャンルにこだわらない新しい音楽活動に取り組むほか[5]、セミナーに講師として招かれ、作曲・アレンジ・コンピュータープログラムなどについて話すこともある[6]。
主な作品
編集浦田恵司名義
編集- 『世界の果て』(1989年)- 東芝EMI
- 『支配者の黄昏 サウンド・トラック』(1998年1月21日)- VICTOR
浦田恵司プロジェクト名義
編集- 『月光』(1995年4月21日)- イースタンゲイル
脚注
編集出典
編集- ^ a b c d サンレコ 1993, p. 165.
- ^ a b “浦田恵司 (Keishi Urata):DJM”. デジャヴュージック. 2024年12月8日閲覧。
- ^ “【浦田恵司】プロフィール”. エキサイトニュース. Excite Japan. 2024年12月8日閲覧。
- ^ “屋久島と地球の心を謳う AZAMI|ガイアの風”. FM KITAQ - 楽天ブログ. 2024年12月8日閲覧。
- ^ a b “イベントスケジュール”. 飛騨高山「日下部民藝館」. 2024年12月8日閲覧。
- ^ “AZAMIセミナー 浦田氏セミナーのお知らせです。2010年1月・AZAMI”. 飛騨高山「日下部民藝館」. 2024年12月8日閲覧。
参考資料
編集- 『サウンド&レコーディング・マガジン 1993年1月号 プログラマーWHO'S WHO:浦田恵司 より』第12巻第1号、リットーミュージック、1993年1月1日、165頁、雑誌04019-1。