浦安市立図書館
千葉県浦安市にある公立図書館
浦安市立図書館 (うらやすしりつとしょかん)は、千葉県浦安市が運営する公立図書館の総称。
浦安市立中央図書館 | |
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中央図書館 | |
施設情報 | |
専門分野 | 総合(ビジネス支援資料充実) |
事業主体 | 浦安市 |
管理運営 | 浦安市 |
開館 | 1983年 |
所在地 |
〒279-0004 千葉県浦安市猫実一丁目2番1号 |
位置 | 北緯35度39分19.8秒 東経139度54分7.4秒 / 北緯35.655500度 東経139.902056度座標: 北緯35度39分19.8秒 東経139度54分7.4秒 / 北緯35.655500度 東経139.902056度 |
統計情報 | |
蔵書数 | 661,563冊[1](2019年度時点) |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
概要
編集同市猫実一丁目にある中央図書館と7つの分館、3つの駅前サービスコーナーで「浦安市立図書館」を構成する。
創設時より、市民への情報提供に力を入れ、地方自治体による運営の図書館としては有数の利用実績を誇り、日本各地からの視察・研修が多い。
1990年代ころは、資料購入予算も年1億円ほどのときもあり、千葉県内の「成田市」「袖ケ浦市」の市立図書館とともに御三家などとも言われていた(現在は、予算も大幅に減らされ、見る影もない)。[要出典]
沿革
編集- 1957年(昭和32年)7月 - 浦安町役場教育委員会内に図書室設置
- 1964年(昭和39年)4月 - 中央公民館が竣工、同館2階に図書館移設
- 1969年(昭和44年)1月 - 浦安町立図書館開館(旧千葉銀行浦安支店を一部改修)
- 1975年(昭和50年)9月 - 移動図書館巡回開始
- 1980年(昭和55年)12月 - 「(仮称)浦安町中央図書館建設計画書」が策定される
- 1981年(昭和56年)4月 - 市制開始。浦安市立図書館に改称
- 1982年(昭和57年)5月 - 堀江公民館図書室(1983年に堀江分館に改称)開館
- 1983年(昭和58年)3月 - 中央図書館開館、5月 - 富岡公民館図書室(1983年に富岡分館に改称)開館
- 1984年(昭和59年)3月 - 市民1人当たりの年間貸出冊数、日本初の2桁(11.4冊)突破
- 1985年(昭和60年)7月 - 中央公民館図書室開館(猫実分館が移転、改称)
- 1987年(昭和62年)5月 - 美浜公民館図書室開館[2]
- 1989年(平成元年)4月1日 - 書庫棟開設[3]
- 1993年(平成5年)3月 - 「図書館友の会」発足
- 1996年(平成8年)7月 - 当代島公民館図書室開館
- 1998年(平成10年)7月 - 日の出公民館図書室開館
- 2002年(平成14年)9月 - 明海大学との相互交流協定により、双方の蔵書の利用・予約が可能となる[4]
- 2006年(平成18年)12月 - 移動図書館事業終了
- 2008年(平成20年)3月 - 年間貸出数、200万冊突破
- 2010年(平成22年)4月 - 浦安市立図書館設置条例改正により、中央公民館図書室、美浜公民館図書室、当代島公民館図書室、日の出公民館図書室が条例設置の図書館施設(猫実分館、美浜分館、当代島分館、日の出分館)となる、7月 - 高洲分館開館
- 2011年(平成23年)3月 - 東日本大震災が発生し,全館休館、4月 - 中央図書館開館再開、5月 - 分館開館再開
- 2014年(平成26年)10月 - 堀江公民館の大規模改修工事に伴い,堀江分館休館
- 2015年(平成27年)4月 - 堀江分館が公民館2階から1館に移転し開館再開、7月 - 「浦安震災アーカイブ」[5]を公開、月曜開館を開始[6]、11月 - 富岡公民館大規模改修工事に伴い、富岡分館休館
- 2016年(平成28年)6月 - 富岡分館開館再開
- 2017年(平成29年)10月 - 中央公民館大規模改修工事に伴い,猫実分館休館
- 2018年(平成30年)7月 - 猫実分館開館再開、12月 - 中央図書館が大規模改修工事のため休館
- 2020年(令和2年)3月 - 中央図書館がリニューアルし、再開館。
所蔵資料
編集- 図書
- 雑誌
- 新聞
- 紙芝居
- 地図
- 視聴覚資料(レコード・カセット・ビデオ・DVD・CD・LD・16mm)
- マイクロフィルム
所在地・交通
編集- 中央図書館
- 堀江分館(堀江公民館内)
- 所在地:浦安市富士見2-2-1
- 猫実分館(中央公民館内)
- 所在地:浦安市猫実4-18-1
- 富岡分館(富岡公民館内)
- 所在地:浦安市富岡3-1-7
- 美浜分館(美浜公民館内)
- 所在地:浦安市美浜5-13-1
- 当代島分館(当代島公民館内)
- 所在地:浦安市当代島2-14-1
- 日の出分館(日の出公民館内)
- 所在地:浦安市日の出4-1-1
- 高洲分館(高洲公民館内)
- 所在地:浦安市高洲5-3-2
- 新浦安駅前プラザ MARE図書サービスコーナー
- 所在地:浦安市入船1-2-1
- 舞浜駅前行政サービスセンター
- 所在地:浦安市舞浜25-2
- 浦安駅前行政サービスセンター
- 所在地:浦安市北栄1-13-25(西友パート2・1階)
受賞歴
編集- 1984年、千葉県教育功労賞
- 1985年、日本図書館協会建築賞「優秀賞」
関連文献
編集- 『図書館の街 浦安 - 新任館長奮戦記』(竹内紀吉著、未来社、1985年)ISBN:4624000129
- 『浦安の図書館と共に』(竹内紀吉著、未来社、1989年)ISBN:4624000161
- 『浦安図書館にできること - 図書館アイデンティティ』(常世田良著、勁草書房、2003年)ISBN:4326098279
- 『浦安図書館を支える人びと - 図書館のアイデンティティを求めて』(鈴木康之・坪井賢一共著、日本図書館協会、2004年)ISBN:4820404318
論文・記事
編集参考文献
編集- 『浦安図書館にできること - 図書館アイデンティティ』(常世田良著、勁草書房、2003年)ISBN:4326098279
- 『浦安図書館を支える人びと - 図書館のアイデンティティを求めて』(鈴木康之・坪井賢一共著、日本図書館協会、2004年)ISBN:4820404318
- 「浦安市立図書館概要令和元年度」【PDF】
関連項目
編集- 竹内紀吉 - 初代・3代館長。千葉経済大学短期大学部教授
- 磯野嘉子 - 4代館長。千葉経済大学短期大学部助教授
- 常世田良 - 5代館長。立命館大学教授。日本図書館協会理事
脚注
編集- ^ 分館などを合計すると浦安市立図書館全体で1,068,955冊。
- ^ “美浜分館がオープン 浦安市立中央図書館”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 朝刊 11. (2017年5月25日)
- ^ “3階建て大型書庫 浦安市中央図書館に完成 1日オープン 出版文化保全の拠点に”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 朝刊 13. (1989年3月23日)
- ^ “市立図書館と相互交流 明海大図書館、市民に開放 市長出席しセレモニー”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 朝刊 16. (2002年9月4日)
- ^ http://urayasu-shinsai-archive.city.urayasu.lg.jp/
- ^ “浦安市立図書館 月曜も利用可へ 千葉県内最多の開館日数”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 朝刊 10. (2015年6月5日)