派生

既存の語を基に新しい語を形成する語形成プロセス

派生(はせい)とは、一つの物から新しい物が生まれること。外来語では、スピンオフ と表現され現在一般的に使われている。

特に言語学においては、あるから別の語(意味あるいは品詞を異にする)を生じることをいう。

派生語は、接辞内容形態素に付加することで構成される。また言語によっては音交替(母音交替子音交替)や重畳などもある。

同じ語の範囲内で文法的関係が変化することは屈折という。また、2つ以上の内容形態素が結合することを複合といい、複合で出来た語を複合語という。派生語も複合語も、同じ合成語の下位分類である。

派生接辞の例

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  • 形容詞名詞化:日本語の"-さ"、英語の"-ness"など
  • 形容詞の副詞化:英語の"-ly"など(日本語では形容詞の連用形"-く"として扱う)
  • 反復:日本語"再"、英語"re-"など
  • 名詞の動詞化:日本語では一般的ではないが活用語尾"-る"が使われることがある(ダブる、サボる等)。英語では"-ize"等。