洪 山川(こう さんせん : Most Rev. John Hung Shan-chuan, S.V.D., 1943年11月20日 - )は台湾カトリック教会聖職者神言会士で、現在台北教区大司教であり、初の台湾出身の大司教でもある。

洪 山川
カトリック台北大司教区大司教
肖像
聖職
司祭叙階 1973年6月23日
司教叙階 2006年2月28日
個人情報
出生 (1943-11-20) 1943年11月20日(80歳)
日本の旗大日本帝国台湾
澎湖庁
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洪 山川
職業: カトリック台北大司教区大司教
各種表記
繁体字 洪山川
簡体字 洪山川
拼音 Hóng Shānchuān 
ラテン字 Hung Shan-chuan
和名表記: こう さんせん
発音転記: ホン・シャンチュアン
英語名 John Hung Shan-chuan
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略歴

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洪山川は澎湖県に生まれ、本籍地の嘉義県竹崎郷で成長した。家族は五人兄弟、三人姉妹であり、兄弟の中で長男の洪山川と二男の洪山猛が聖職に従事するほかは、四番目の兄弟である洪団樟が創立した「一太e衛浴」で残りの兄弟と共同経営をしている。

高校時代、カトリック信徒であった同級生の影響で教会に触れ始め、1962年受洗1973年6月23日にフィリピン神父叙階された。主任司祭を以外にも、教会の組織で多くの職務を担当し、ならびに嘉義市輔仁中学の校長を長年にわたって務めた。そして、嘉義市宏仁女中、高雄市明誠中学、屏東県新基高中、台北市静修女中などの多くのミッションスクール理事を兼任した。そのユーモラスな話し方で名高く、天主教監獄服務社を創立した。1991年、「大学特優教師」および中華民国私立教育事業協会弘道賞を獲得した。

2006年1月16日、教皇ベネディクト16世によりカトリック嘉義教区司教に任命、2006年2月28日に嘉義市輔仁中学で叙階された[1]2007年11月9日、教皇ベネディクト16世により台北大司教に任命、同年11月25日に台北の聖母無原罪司教座堂で着座した。

思想

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第2バチカン公会議後の聖職者によく見られるように、諸宗教対話には熱心である。2008年8月、宜蘭県羅東鎮の聖母升天堂で50周年記念のミサが捧げられたが、道教の教文が読まれ、土地の神もミサに「与った」ため、近所の住民は教会が道教のに変えられたのかと思ったという[2]。洪大司教は、「信仰を持つことはいいことだ」として異なる宗教との交流に歓迎の意を示した[2]

脚注

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参考文献

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  • 洪茗馨 (2008年5月25日). “幽默大司教和大老闆弟弟──洪山川Vs.洪団樟 信仰相同 手心向下”. 《非凡新聞週刊》第110期 
  • 《教友生活週刊》第2734期,2007年11月18日発行

関連項目

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外部リンク

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先代
林吉男 (使徒座管理)
カトリック嘉義教区 教区長
2006年2007年
次代
呉終源(使徒座管理)
先代
鄭再発
カトリック台北大司教区 教区長
2007年‐現在
次代
先代
鄭再発
カトリック金門・馬祖使徒座管理区 管理者
2007年‐現在
次代