津田駅
大阪府枚方市にある西日本旅客鉄道の駅
津田駅(つだえき)は、大阪府枚方市津田駅前一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)片町線(学研都市線)の駅である。駅番号はJR-H29。
津田駅 | |
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駅全景(2020年3月) | |
つだ Tsuda | |
◄JR-H28 藤阪 (1.6 km) (3.2 km) 河内磐船 JR-H30► | |
所在地 | 大阪府枚方市津田駅前一丁目27-1 |
駅番号 | JR-H29 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■片町線(学研都市線) |
キロ程 | 21.8 km(木津起点) |
電報略号 | ツタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
5,267人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)4月12日[1] |
備考 |
業務委託駅 みどりの券売機プラス設置駅 |
歴史
編集汽車時代には給水タンクがあり、上り列車はこの駅で約5分間停車して蒸気機関車に給水していた。
戦前には当駅から陸軍中宮演習場(通称・禁野火薬庫)との間に専用線が敷設されていた。跡地は現在、国道307号のバイパスと遊歩道『中宮平和ロード』になった。
年表
編集- 1898年(明治31年)4月12日:関西鉄道の四条畷駅 - 長尾駅間延伸により開業[1]。
- 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道が国有化され、官営鉄道の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。桜ノ宮線の所属となる。
- 1913年(大正2年)11月15日:線路名称改定。桜ノ宮線が片町線に編入され、当駅もその所属となる。
- 1973年(昭和48年)7月1日:貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1979年(昭和54年)10月1日:長尾駅 - 四条畷駅間が複線化。現駅舎が竣工し、関西の国鉄線では初めて自動改札機を設置。
- 1986年(昭和61年)3月3日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1]。
- 1988年(昭和63年)3月13日:路線愛称の制定により、「学研都市線」の愛称を使用開始。
- 1997年(平成9年)3月8日:Jスルーを導入[2]。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
- 2011年(平成23年)3月8日:JR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム導入。接近メロディ導入。
- 2015年(平成27年)
- 3月8日:みどりの窓口の営業を終了。
- 3月9日:みどりの券売機プラスが稼働。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を持つ地上駅になっている。ホーム両側に待避線設置用のスペースがあり、2面4線に拡張できるようになってはいるが、現在は保線車両の留置スペースとなっており、また絶対信号機を持たないため停留所扱いである。傾斜面上にホームがあるため、駅舎のあるフロアからホームへは階段を登る必要がある。2011年に駅舎と上りホームとを結ぶエレベータが上りの待避線設置用のスペースに設置されたため、上りの待避線を設置することは不可能となった。
当駅はJR西日本交通サービスによる業務委託駅となっており、管理は四条畷駅が行っている。ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
旧陸軍時代には禁野火薬庫に向けて専用線が伸びていた。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 学研都市線 | 上り | 同志社前・木津方面[3] |
2 | 下り | 四条畷・京橋方面[3] |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
利用状況
編集2022年(令和4年)度の一日平均乗車人員は5,267人である。
各年度の1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 | |
---|---|---|---|
大阪府 | 枚方市 | ||
1988年(昭和63年) | 3,743 | [大阪府 1] | |
1989年(平成元年) | 3,943 | [大阪府 1] | |
1990年(平成 | 2年)4,207 | [大阪府 2] | |
1991年(平成 | 3年)4,491 | [大阪府 3] | |
1992年(平成 | 4年)4,793 | [大阪府 4] | |
1993年(平成 | 5年)4,884 | [大阪府 5] | |
1994年(平成 | 6年)4,931 | [大阪府 6] | |
1995年(平成 | 7年)5,132 | [大阪府 7] | |
1996年(平成 | 8年)5,461 | [大阪府 8] | |
1997年(平成 | 9年)5,624 | [大阪府 9] | |
1998年(平成10年) | 5,801 | [大阪府 10] | |
1999年(平成11年) | 5,779 | [大阪府 11] | |
2000年(平成12年) | 5,715 | [大阪府 12] | |
2001年(平成13年) | 5,726 | [大阪府 13] | [枚方市 1] |
2002年(平成14年) | 5,753 | [大阪府 14] | [枚方市 1] |
2003年(平成15年) | 5,851 | [大阪府 15] | [枚方市 1] |
2004年(平成16年) | 5,836 | [大阪府 16] | [枚方市 1] |
2005年(平成17年) | 5,902 | [大阪府 17] | [枚方市 1] |
2006年(平成18年) | 6,050 | [大阪府 18] | [枚方市 1] |
2007年(平成19年) | 6,083 | [大阪府 19] | [枚方市 2] |
2008年(平成20年) | 6,096 | [大阪府 20] | [枚方市 3] |
2009年(平成21年) | 6,038 | [大阪府 21] | [枚方市 4] |
2010年(平成22年) | 5,911 | [大阪府 22] | [枚方市 5] |
2011年(平成23年) | 5,902 | [大阪府 23] | [枚方市 6] |
2012年(平成24年) | 6,013 | [大阪府 24] | [枚方市 7] |
2013年(平成25年) | 5,915 | [大阪府 25] | [枚方市 8] |
2014年(平成26年) | 5,411 | [大阪府 26] | [枚方市 9] |
2015年(平成27年) | 5,475 | [大阪府 27] | [枚方市 10] |
2016年(平成28年) | 5,444 | [大阪府 28] | [枚方市 11] |
2017年(平成29年) | 5,532 | [大阪府 29] | [枚方市 12] |
2018年(平成30年) | 5,540 | [大阪府 30] | [枚方市 13] |
2019年(令和元年) | 5,646 | [大阪府 31] | [枚方市 14] |
2020年(令和 | 2年)4,751 | [大阪府 32] | [枚方市 15] |
2021年(令和 | 3年)4,871 | [大阪府 33] | [枚方市 16] |
2022年(令和 | 4年)5,267 | [大阪府 34] | [枚方市 17] |
駅周辺
編集- 交野警察署
- 枚方市立津田小学校
- 枚方市立津田南小学校
- 枚方市立津田中学校
- 交野市立倉治小学校
- 源氏の滝
- 機物神社
- 地蔵池
- 津田サイエンスヒルズ
- 第一メリヤス枚方本社工場 - 国鉄時代の鳥居型駅名標がモニュメントとして残されている。隣駅は「ながお」となっており、藤阪駅開業(1979年)以前のものである。
- 関西スーパー倉治店
- 交野市立倉治図書館
- 第二京阪道路
- 国道307号
- 大阪府道・奈良県道7号枚方大和郡山線
- 大阪府道・京都府道736号交野久御山線
バス路線
編集京阪バスが運行。駅舎前(西側)と駅舎の反対側(東側)それぞれにロータリーが整備されている。
停留所名はそれぞれ「津田駅」「津田駅東口」である。前者が主なターミナルであり、東口は平日の限られた本数のみの発着である。
のりば | 路線名 | 担当 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 津田香里線 | 交野 | 14号経路:京阪香里園 | |
2 | 枚方尊延寺線 | 枚方 | 62・72・78号経路:枚方市駅南口 | |
3 | 72・76号経路:穂谷 | |||
78号経路:天王 | 夕方以降に平日3本・土休日2本の運行 | |||
東口 | 津田サイエンスヒルズ線 | 交野 | 3号経路:津田サイエンスヒルズ方面 | 平日朝夕のみ |
6A号経路:河内磐船駅 | 平日4本のみ |
隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、355頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '97年版』ジェー・アール・アール、1997年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-118-X。
- ^ a b “津田駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月24日閲覧。
利用状況の出典
編集- 大阪府統計年鑑
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成2年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和5年) (PDF)
- 枚方市統計書
- ^ a b c d e f 第37回枚方市統計書(平成19年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第38回枚方市統計書(平成20年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第39回枚方市統計書(平成21年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第40回枚方市統計書(平成22年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第41回枚方市統計書(平成23年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第42回枚方市統計書(平成24年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第43回枚方市統計書(平成25年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第44回枚方市統計書(平成26年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第45回枚方市統計書(平成27年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第46回枚方市統計書(平成28年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第47回枚方市統計書(平成29年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第48回枚方市統計書(平成30年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第49回枚方市統計書(令和元年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第50回枚方市統計書(令和2年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第51回枚方市統計書(令和3年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第52回枚方市統計書(令和4年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
- ^ 第53回枚方市統計書(令和5年版) 09-3.JR片町線(学研都市線)各駅の乗車人員 (PDF) - 枚方市
関連項目
編集外部リンク
編集- 津田駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道