法王庁の避妊法

篠田達明が1986年に発表した小説

法王庁の避妊法(ほうおうちょうのひにんほう)は、1986年篠田達明作の小説(初出『別册文藝春秋』第177号)である。篠田『法王庁の避妊法』(文藝春秋、1991)に収録されている。1989年にテレビドラマ化、1994年飯島早苗鈴木裕美によって戯曲化され、自転車キンクリートによって上演された。

この作品は、月経周期に関する「荻野学説」を荻野久作が発見する過程を巡って繰り広げられる先生とその周囲の人々の物語が描かれている。いわゆる「オギノ式」は、ローマ法王庁が初めて認めた避妊法であるところからこのタイトルがつけられている。名戯曲として数々の劇団で上演が繰り返されている。

戯曲の上演履歴

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1994年 - 2001年
2002年
  • コモンセンスカンパニー第17回(3月28日・29日、船橋市勤労市民センターホール)
  • 劇団NLT(6月18日 - 23日、千代田区立内幸町ホール)[4]
  • 劇団ふぉるむ(11月23日、西宮フレンテホール)[5]
2003年
2004年
  • 加藤健一事務所俳優教室(1月23日 - 26日、武蔵野芸能劇場)
  • 演劇ユニット 壱壱216(3月27日・28日、高山市民文化会館 小ホール)
  • rorian55? 傑作を遊ぼう。(9月2日 - 5日、阿佐ヶ谷アルシェ)
  • 劇団遊PAC(9月17日 - 19日、TACCS1179
  • 劇団朋友(10月10日 - 12日、劇団朋友アトリエ)
  • 山口大学演劇サークル劇団笛 15周年記念公演(12月18日・19日、山口大学 大学会館)
2005年
2006年
  • 劇団 空想力学 第12回公演(3月19日、高松オリーブホール
  • 劇団みずなら第9回公演(3月11日、北海道・斜里町
  • 演劇ユニット"Plug-In"(9月20日 - 24日、アイピット目白) [10]
  • 俳優養成所PAC第9期上演実習(12月15 - 17日、PAC2Fアトリエ)
2007年 -
2024年
  • ロデオ★座★ヘヴン(9月11日 - 16日、「劇」小劇場)[12]

テレビドラマ版

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1989年4月26日日本テレビ系列の2時間ドラマ枠「水曜グランドロマン」にて放映された[13]

キャスト

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スタッフ

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書籍

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  • 篠田達明『法王庁の避妊法』文藝春秋、1991年5月。ISBN 4-16-312520-5 

戯曲

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脚注

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注釈

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キャスト

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  1. ^

出典

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  1. ^ 「自転車キンクリーツプロデュース 法王庁の避妊法 飯島早苗」『演劇ぶっく』1995年4月号、演劇ぶっく社、44–45頁。雑誌記事索引:000000105121
  2. ^ 演劇ワークショップ事業の実績(平成8年度 - 平成14年度)」広島市文化財団、2003年3月31日。2024年12月14日閲覧
  3. ^ 法王庁の避妊法」早稲田大学。2024年12月14日閲覧
  4. ^ 法王庁の避妊法」早稲田大学。2024年12月14日閲覧
  5. ^ 法王庁の避妊法」早稲田大学。2024年12月14日閲覧
  6. ^ 法王庁の避妊法」早稲田大学。2024年12月14日閲覧
  7. ^ 川口有紀「法王庁の避妊法 勝村政信」『演劇ぶっく』2004年4月号、演劇ぶっく社、40-41頁。雑誌記事索引:000000105121
  8. ^ 法王庁の避妊法」『JDTA』演劇博物館。2024年12月14日閲覧
  9. ^ 法王庁の避妊法」早稲田大学。2024年12月14日閲覧
  10. ^ 法王庁の避妊法」早稲田大学。2024年12月14日閲覧
  11. ^ 過去の公演」劇団ハイリンド。2024年12月14日閲覧
  12. ^ “オギノ式”を生み出した産婦人科医の物語、ロデオ★座★ヘヴン『法王庁の避妊法』開幕」ナターシャ、2024年9月12日。2024年12月14日閲覧
  13. ^ 法王庁の避妊法」『テレビドラマデータベース』。2024年12月14日閲覧