法律について』(: De legibus)は、古代ローマ政治家哲学者であるキケロの著作。

プラトンの『国家』を意識した著作『国家について』の続編であり、こちらもプラトンの『法律』を意識した作りになっている[1]

プラトン『法律』と同様に、著者を含む3人の対話者、すなわちキケロ本人、弟のクイントゥス、友人のアッティクスが、夏のある日に一日をかけて国制・法律に関する長い対話・議論を行う構成となっており、場所は兄弟の生地であるアルピヌムの別荘に設定されている。

現存するのは第1巻から第3巻の途中までだが、元々は5巻以上(全6巻もしくは全8巻程度)だったと考えられる[2]

日本語訳

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脚注

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  1. ^ 岡 2025 p.374
  2. ^ 岡 2025 pp.373-374

外部リンク

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