法多山尊永寺
静岡県袋井市にある高野山真言宗別格本山の寺院
(法多山から転送)
法多山尊永寺(はったさん そんえいじ)は、静岡県袋井市にある高野山真言宗別格本山の寺院。寺号の「尊永寺」よりも山号の「法多山」の名で広く知られている。遠州三山の1つ。本尊は聖観音(正観世音菩薩、厄除観世音)。
尊永寺 | |
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本堂 | |
所在地 | 静岡県袋井市豊沢2777 |
位置 | 北緯34度44分16秒 東経137度58分38秒 / 北緯34.73778度 東経137.97722度座標: 北緯34度44分16秒 東経137度58分38秒 / 北緯34.73778度 東経137.97722度 |
山号 | 法多山 |
宗派 | 高野山真言宗 |
寺格 | 別格本山 |
本尊 | 正観世音菩薩 |
創建年 | (伝)725年 |
開基 | (伝)行基 |
札所等 | 遠江三十三観音霊場 |
文化財 | 仁王門、金銅五種鈴(重要文化財) |
公式サイト | ::法多山:: |
法人番号 | 6080405005812 |
厄除け観音として知られ、厄除だんごが名物となっている。
歴史
編集寺伝によれば、神亀2年(725年) 聖武天皇の命により「大悲観音応臨の聖地」を捜し求めた行基によって建立されたという。
中世以降、守護大名今川氏の庇護を受けた。天正18年(1590年)、豊臣秀吉は当寺の寺領として205石を安堵。この205石は歴代徳川将軍によっても安堵され幕末まで維持された。最盛期には60余の子院を有し、近世にも12の子院が残っていたが、これらは明治時代までにすべて廃絶している。
文化財
編集- 重要文化財(国指定)
行事
編集名物
編集- 厄除だんご - 徳川家定が「くし団子」と命名。
所在地
編集- 静岡県袋井市豊沢2777