法務長官府 (イギリス)
イギリスの行政機関の一つ
法務長官府(ほうむちょうかんふ、英語: Attorney General's Office、略称: AGO)は、イギリスの法務官(法務長官および法務次官)を補助する行政機関である。「法務官の法律上の事務局」と呼ばれることもある。
法務長官府 Attorney General's Office ウェールズ語: Swyddfa'r Twrnai Cyffredinol | |
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役職 | |
法務長官 | スエラ・ブレイヴァーマン |
法務次官 | マイケル・エリス |
概要 | |
所在地 | イングランド ロンドン ヴィクトリア・ストリート20番地 |
年間予算 | 6億英ポンド[注釈 1][1](2017-18年度) |
設置 | 1315年 |
ウェブサイト | |
www |
組織
編集法務長官府は、職員40名ほどとイギリスの行政機関の中で最小のものの1つである。検察庁 (CPS) や検察サービス監察総監 (HMCPSI) 、重大不正捜査局 (SFO) 、政府法務局とともに、「法務官部門」の一部をなしている。財務省法官は、法務長官府の会計担当者の役割を担う。
法務長官府は、政府に法的助言を行う法務官の補助に加え、自らも法的な助言を行うほか、刑事司法政策を進めるため、司法省や内務省とも協働している[3]。
代表者
編集イングランドおよびウェールズの法務官は次のとおり[4]。
氏名 | 地位 | 職務内容 |
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スエラ・ブレイヴァーマンMP | 法務長官 北アイルランド法務官 |
国王への法的助言、法務官部門の監督、不当に軽い判決の控訴院への上訴 |
マイケル・エリスQC MP | 法務次官 | 法務長官の代理、法務長官による政府法務局・検察庁・訴追機関・軍事訴追局・検察サービス監察総監・重大不正捜査局の監督の補助、民事訴訟についての法務長官への補助と民法上の問題点や公益機能についての助言 |
脚注
編集注釈
編集- ^ 法務官部門のための投資的支出の予算はない。
出典
編集- ^ “Autumn Budget 2017” (PDF) (英語). ロンドン: 大蔵省. pp. 23-24 (2017年11月22日). 2019年11月2日閲覧。
- ^ “英国・公的機関改革の最近の動向”. 内閣官房. 2020年7月2日閲覧。
- ^ “Attorney General's Office - About us” (英語). Gov.uk. 2018年1月14日閲覧。
- ^ “Our ministers” (英語). GOV.UK. 2015年5月12日閲覧。