沿岸党
沿岸党(えんがんとう、ノルウェー語: Kystpartiet)はノルウェーの中道右派政党。釣りや沿岸部の問題の解決、捕鯨容認を党是に掲げ、欧州連合の加盟には強く反対している。2001年から2005年までノルウェー議会(ストーティング)に議員が存在した。現在県議会に3名、市町村議会には45名の党所属議員を擁する[4]。
ノルウェーの政党 沿岸党 Kystpartiet | |
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党首 | Bengt Stabrun Johansen |
創立 | 1999年2月1日 |
分離元 | Non-Partisan Deputies |
本部所在地 | オスロ |
青年部 | Kystpartiets Ungdom |
政治的思想 |
Regionalism 農本主義 社会保守主義[1] 中道主義[1] EU懐疑主義[2] |
政治的立場 | 中道右派 |
公式カラー | Green |
国会 |
0 / 169 |
県議会[3] |
3 / 728 |
自治体議会[3] |
41 / 10,781 |
公式サイト | |
www.kystpartiet.no | |
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歴史
編集公式には1999年の結党であるが、1997年の議会選挙に超党派沿岸及び田園地域党の名で1議席を獲得した。2005年の議会選挙で初めて国内19県の全てに候補を立てたものの、無事当選を果たしたのは2名のみ。同年3月13日、元キリスト教民主党員のロイ・ワーゲが新党首に就任。
党是
編集「文化的には中道保守政党」としており、「安全・安心」をモットーにキリスト教的価値や環境主義、混合経済[5]を重視する。また、欧州連合や欧州経済領域に批判的であるほか、移民制限の厳格化[2]や家族、地域共同体及び国家の擁護を掲げている[5]。
選挙結果
編集地域政党としての色合いが強いため、国政選挙で議席獲得の基準となる4%の得票率に届いたことが1度も無い。しかし、1997年と2001年の両選挙においてヌールラン県選挙区から1名が当選を果たす。2005年の議会選挙では総得票数の59%がフィンマルク、トロムス、ヌールランの最北端3県に集中しており、特にトロムス県では8.6%の得票率を得た(カールソイ及びシェルヴォイの2自治体で全国最高の得票率を記録)。
脚注
編集- ^ a b http://www.kystpartiet.no/index.php/home/ideologi
- ^ a b “Velkommen til Kystpartiet!”, TV2
- ^ a b “Kystpartiet” (Norwegian). Valg 2011. NRK. 15 September 2011閲覧。
- ^ Kystpartiet takker avisene i distriktene|work=Kystpartiets valgblogg 2009 (VG Nett, Blogg)Retrieved.14 September 2007.
- ^ a b Velkommen til KystpartietTV2