沼野石(ぬまのせき、 Numanoite)は、2007年に発表された日本産新鉱物で、鉱物学者大西政之などにより、岡山県の布賀石灰石鉱山で発見された[1]化学組成Ca4Cu(B4O6(OH)6)(CO3)2で、単斜晶系硼灰石カタルーニャ語版マグネシウムで置換したものに相当する。通常は硼灰石の結晶中に、エメラルドグリーンもしくは透明の結晶として産出する。

岡山大学鉱物学者沼野忠之の業績をたたえて命名された[2]

発見者の大西は、本鉱物研究の業績により2008年日本鉱物科学会から櫻井賞を受賞した。

脚注

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  1. ^ Ohnishi, M. et al. (2007): Numanoite, Ca4Cu(B4O6(OH)6)(CO3)2, a new mineral species, the Cu analogue of borcarite from the Fuka mine, Okayama Prefecture, Japan. Canadian Mineral., 45, 307-315.
  2. ^ 大西政之、「岡山県布賀鉱山から発見された新鉱物・沼野石」 『岩石鉱物科学』 2009年 38巻 1号 p.25-27, doi:10.2465/gkk.38.25, 日本鉱物科学会

関連項目

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外部リンク

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