河辺三郎 (男爵)
日本の男爵、神職。
河辺 三郎(かわべ さぶろう、旧字体:河邊 三郞、1913年〈大正2年〉7月24日 - 没年不詳)は、日本の華族(男爵)、神職。
生涯
編集大正2年(1913年)7月24日、河辺博長の三男として、東京都に生まれる[1][2]。
昭和5年(1930年)4月4日に父博長が帰幽すると、同年7月1日に17歳で家督を継承、男爵となった[2][3]。昭和11年(1936年)國學院大學付属神道部を卒業すると、同年大洗磯前神社・酒列磯前神社主典に就任、昭和15年(1940年)には伊豆山神社主典に転じた[1]。昭和18年(1943年)からは実業界にて活躍した[1]。昭和23年(1948年)3月28日には長男慶三郎が誕生した[4]。
昭和46年(1971年)、安房神社の復興に尽力し、その功を以て、昭和49年(1974年)に安房神社宮司に就任した[1]。その後、下鴨神社宮司に転じた[2]。平成8年(1996年)当時、安房神社の顧問・責任役員を務めていた[2]。
栄典
編集位階
編集記念章
編集- 昭和15年(1940年)11月10日、紀元二千六百年祝典記念章[7]
著作
編集- 「京のやしろと文化財(3):文化財の保存について」『京都市文化観光資源保護財団会報』第59号、6-7頁。
系譜
編集『平成新修旧華族家系大成』上巻, pp. 468–469を参照。
脚注
編集出典
編集- ^ a b c d e 『神道人名辞典』, p. 412.
- ^ a b c d 『平成新修旧華族家系大成』上巻, p. 468.
- ^ 『官報』第1051号, p. 10, 「叙任及辞令」.
- ^ 『平成新修旧華族家系大成』上巻, p. 469.
- ^ 『官報』第1996号, p. 4, 「叙任及辞令」.
- ^ 『官報』第3905号, p. 14, 「叙任及辞令」.
- ^ 『官報』第4438号, p. 27(付録), 辞令二.
参考文献
編集参考図書
編集- 『神道人名辞典』神社新報社編、神社新報社、1986年。ISBN 4-915265-56-0。
- 『平成新修旧華族家系大成』上巻、霞会館編、吉川弘文館、1996年。ISBN 4-642-03670-9。
行政文書
編集- 『官報』第1051号、1930年7月2日、doi:10.11501/2957518。
- 『官報』第1996号、1933年8月25日、doi:10.11501/2958468。
- 『官報』第3905号、1940年1月16日、doi:10.11501/2960400。
- 『官報』第4438号、1941年10月23日、doi:10.11501/2960937。
日本の爵位 | ||
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先代 河辺博長 |
男爵 河辺家第2代 1930年 - 1947年 |
次代 華族制度廃止 |