河俣神社
奈良県橿原市にある神社
河俣神社(かわまたじんじゃ)は、奈良県橿原市にある神社である。式内社で、旧社格は村社。
河俣神社 | |
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所在地 | 奈良県橿原市雲梯町689 |
位置 | 北緯34度30分7.2秒 東経135度46分27.9秒 / 北緯34.502000度 東経135.774417度座標: 北緯34度30分7.2秒 東経135度46分27.9秒 / 北緯34.502000度 東経135.774417度 |
主祭神 | 鴨八重事代主神 |
社格等 |
式内社(大) 旧村社 |
本殿の様式 | 流造 |
例祭 | 10月10日 |
地図 |
鴨八重事代主神を祀る。
歴史
編集『出雲国造神賀詞』に皇室を守護する神として「事代主命の御魂を宇奈提の神奈備に坐せ」とあり、この「宇奈提(うなせ)」は「雲梯(うなて)」のことであるとして、延喜式神名帳に記載される式内大社「大和国高市郡 高市御縣坐鴨事代主神社」に比定されている(延喜式神名帳には「川俣神社三座」という社名が見えるが、これは近くの木葉神社に比定されている)。
『日本書紀』によれば、壬申の乱の際、高市郡大領高市縣主許梅に「高市社に居る事代主神」と「身狭社に居る生霊神」が神懸りし、「神日本磐余彦天皇の陵に、馬及び種々の兵器を奉れ」と言い、そうすれば大海人皇子(後の天武天皇)を守護すると神託した。大海人皇子の即位後、この霊験により、高市御縣坐鴨事代主神に、史上初となる神位が授けられている。万葉集にも当社のことを詠んだ歌がある。
住吉大社(大阪市住吉区)には畝火山口神社境内における埴取の神事があるが、その祭祀を行う者は当社で装束を整えることが恒例となっており、そのことから「装束の宮」と俗称される。