沙月愛奈
日本の女優、元宝塚歌劇団・雪組娘役
沙月 愛奈(さつき あいな、1983年[1]9月28日[2] - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団雪組の娘役[3]。
さつき あいな 沙月 愛奈 | |
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生年月日 | 1983年9月28日(41歳) |
出身地 | 日本 神奈川県相模原市 |
身長 | 160cm |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 2003年 - |
活動内容 |
2003年:宝塚歌劇団入団、雪組配属 2021年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開 |
事務所 | リノア |
公式サイト | 沙月愛奈 公式プロフィール |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『ドン・カルロス』 『琥珀色の雨にぬれて』 『ヴェネチアの紋章』 舞台 『レ・ミゼラブル』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
来歴
編集2001年、宝塚音楽学校入学。
2003年、宝塚歌劇団に89期生として入団[5][2]。入団時の成績は17番[5]。月組公演「花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン」で初舞台[5][2]。その後、雪組に配属[5][2]。
在団中は劇団屈指のダンサーとして名を馳せ、数々のショーシーンや選抜メンバーでのダンス場面を牽引[6][3]。
19年間に渡り幅広い役柄を演じ、雪組を支えるメンバーとして活躍してきたが、2021年11月14日、彩風咲奈・朝月希和トップコンビ大劇場お披露目となる「CITY HUNTER/Fire Fever!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[3][2]。
退団後は舞台を中心にした女優業の他、振付助手としても活動している[1]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
編集初舞台
編集- 2003年4 - 5月、月組『花の宝塚風土記(ふどき)』『シニョール ドン・ファン』(宝塚大劇場のみ)
雪組時代
編集- 2003年8 - 12月、『Romance de Paris』『レ・コラージュ』
- 2004年1 - 2月、『Romance de Paris』『レ・コラージュ』(中日劇場)
- 2004年4 - 7月、『スサノオ』『タカラヅカ・グローリー!』
- 2004年11 - 2005年2月、『青い鳥を捜して』『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』
- 2005年4 - 5月、『さすらいの果てに』(バウホール) - リディア
- 2005年6 - 10月、『霧のミラノ』 - 新人公演:クレリア(本役:舞咲りん)『ワンダーランド』
- 2005年11月、『銀の狼』 - リザ『ワンダーランド』(全国ツアー)
- 2006年2 - 5月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』 - 新人公演:イザベル(晴華みどり)
- 2006年7月、『Young Bloods!!-魔夏の吹雪-』(バウホール) - ロバート(少年)
- 2006年9 - 12月、『堕天使の涙』 - 新人公演:マイヤ(本役:涼花リサ)『タランテラ!』
- 2007年2月、『ハロー!ダンシング』(バウホール)
- 2007年5 - 8月、『エリザベート』 - 新人公演:黒天使
- 2007年10月、『シルバー・ローズ・クロニクル』(ドラマシティ・日本青年館) - キティ
- 2008年1 - 3月、『君を愛してる-Je t'aime-』 - アンニーナ、新人公演:リュシール(本役:山科愛)『ミロワール』
- 2008年5 - 6月、『外伝 ベルサイユのばら-ジェローデル編-』『ミロワール』(全国ツアー)
- 2008年8 - 11月、『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』 - 新人公演:リタ(本役:麻樹ゆめみ)
- 2009年1月、『忘れ雪』(バウホール・日本青年館)
- 2009年3 - 5月、『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』 - ミルドリド、新人公演:ルイーザ(本役:天勢いづる)
- 2009年7 - 10月、『ロシアン・ブルー』 - バーリャ・ネコタナ/バレリーナ(ペトルーシュカ)、新人公演:ライサ・ネコタナ(本役:舞咲りん)『RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)』
- 2009年11 - 12月、『情熱のバルセロナ』 - コンスエロ『RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)』(全国ツアー)
- 2010年2 - 4月、『ソルフェリーノの夜明け』 - ジーナ『Carnevale(カルネヴァーレ)睡夢(すいむ)』
- 2010年6 - 9月、『ロジェ』『ロック・オン!』
- 2010年10 - 11月、『はじめて愛した』(ドラマシティ・日本青年館) - シルビー
- 2011年1 - 3月、『ロミオとジュリエット』
- 2011年4 - 5月、『黒い瞳』 - パラーシカ『ロック・オン!』(全国ツアー)
- 2011年7月、『ハウ・トゥー・サクシード』(梅田芸術劇場)
- 2011年9 - 10月、『仮面の男』 - 淑女(勝者)『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』(宝塚大劇場)
- 2011年10- 11月、『仮面の男』 - マントノン夫人『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』(東京宝塚劇場)
- 2012年1月、『インフィニティ-限りなき世界-』(バウホール)
- 2012年3 - 5月、『ドン・カルロス』 - イサベル『Shining Rhythm!』[3]
- 2012年7 - 8月、『フットルース』(梅田芸術劇場・博多座) - ダイアン/カウガール
- 2012年10 - 12月、『JIN-仁-』 - お千代『GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-』
- 2013年2月、『ブラック・ジャック』(ドラマシティ・日本青年館) - エリ[3]
- 2013年4 - 7月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』 - ロミー
- 2013年8 - 9月、『春雷』(バウホール) - サビーネ[3]
- 2013年11 - 2014年2月、『Shall we ダンス?』 - ナタリー『CONGRATULATIONS 宝塚!!』
- 2014年3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』(全国ツアー) - バイオレット
- 2014年6 - 8月、『一夢庵風流記 前田慶次』 - 采女『My Dream TAKARAZUKA』
- 2014年10月、『伯爵令嬢』(日生劇場) - ルイーズ
- 2015年1 - 3月、『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-』 - 踊り子『ファンシー・ガイ!』
- 2015年5月、『星影の人』 - 早苗『ファンシー・ガイ!』(博多座)[3]
- 2015年7 - 10月、『星逢一夜(ほしあいひとよ)』 - 澪/代役:汀[注釈 1]『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』
- 2015年11 - 12月、『哀しみのコルドバ』 - リサ『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』(全国ツアー)
- 2016年2 - 5月、『るろうに剣心』 - カトリーヌ/天神
- 2016年6 - 8月、『ローマの休日』(中日劇場・赤坂ACTシアター・梅田芸術劇場) - エヴァ・ガリアーノ/教師
- 2016年10 - 12月、『私立探偵ケイレブ・ハント』 - アデル『Greatest HITS!』
- 2017年2月、『星逢一夜(ほしあいひとよ)』 - 清『Greatest HITS!』(中日劇場)
- 2017年4 - 7月、『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)』 - 女郎およし『Dramatic “S”!』
- 2017年8 - 9月、『琥珀色の雨にぬれて』 - エヴァ『“D”ramatic S!』(全国ツアー)[3]
- 2017年11 - 2018年2月、『ひかりふる路(みち)〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』 - テロワーニュ『SUPER VOYAGER!』
- 2018年3 - 4月、『誠の群像』 - お梅『SUPER VOYAGER!』(全国ツアー)
- 2018年6 - 9月、『凱旋門』 - ケート・ヘグシュトレーム/娼婦『Gato Bonito!!』[3]
- 2018年11 - 2019年2月、『ファントム』 - 従者[3]
- 2019年3 - 4月、『20世紀号に乗って』(東急シアターオーブ) - イメルダ・ソーントン
- 2019年5 - 9月、『壬生義士伝』 - オトラ『Music Revolution!』
- 2019年10 - 11月、『はばたけ黄金の翼よ』 - 霧『Music Revolution!』(全国ツアー)
- 2020年1 - 3月、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)』 - ハバナの女
- 2020年9 - 10月、『NOW! ZOOM ME!!』
- 2021年1 - 4月、『fff-フォルティッシッシモ-』 - ロッテ『シルクロード〜盗賊と宝石〜』
- 2021年6月、『ヴェネチアの紋章』 - メリーナ『ル・ポァゾン 愛の媚薬-Again-』(全国ツアー)[3]
- 2021年8 - 11月、『CITY HUNTER』 - 新宿の婆『Fire Fever!』 退団公演[3]
出演イベント
編集宝塚歌劇団退団後の主な活動
編集舞台
編集- 2022年5月、『SAMBA NIGHT 2022』(博品館劇場)[6][2]
- 2022年8 - 9月、『BUNNY GIRL〜十人兎色〜』(六行会ホール) - 松岡麗[注釈 2][7]
- 2023年7月、『レ・ミゼラブル〜惨めなる人々〜』(俳優座劇場) - ファンティーヌ[8]
- 2023年10 - 11月、『Greatest Dream』(東京建物 Brillia HALL・梅田芸術劇場)[9]
- 2024年12月、『RUNWAY』(梅田芸術劇場・KAAT神奈川芸術劇場)[10]
- 2025年4 - 5月、『未来へのOne Step!~世界を結ぶ愛の歌声~』(関西万博EXPOホール「シャインハット」・東京国際フォーラム・梅田芸術劇場)[11]
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c 沙月愛奈 公式プロフィール 株式会社リノア。
- ^ a b c d e f 【宝塚歌劇団OGリレー連載/沙月愛奈さんvol.1】 Domani。
- ^ a b c d e f g h i j k l Memories of 沙月愛奈 タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ a b c 『宝塚おとめ 2021年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2021年、73頁。ISBN 978-4-86649-158-5。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 115.
- ^ a b 『SAMBA NIGHT 2022』いよいよ開幕!中塚皓平・咲山類・宇月颯・沙月愛奈インタビュー 演劇キック。
- ^ ミュージカル座 BUNNY GIRL〜十人兎色〜 カンフェティ。
- ^ “松本幸大が舞台「レ・ミゼラブル~惨めなる人々~」で3年目のジャン・バルジャンに挑む”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年5月19日). 2023年5月20日閲覧。
- ^ “宝塚歌劇 雪組 pre100th Anniversary「Greatest Dream」”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年5月12日). 2023年5月20日閲覧。
- ^ “宝塚歌劇100周年メンバーが集結するショー「RUNWAY」ビジュアル解禁”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月21日). 2024年8月22日閲覧。
- ^ “大阪・関西万博の開催記念、麻実れいら宝塚歌劇団の卒業生が出演「未来へのOne Step!」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年12月3日). 2024年12月3日閲覧。
参考文献
編集- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。
外部リンク
編集- 沙月愛奈 公式プロフィール
- 沙月愛奈 (@aina_satsuki) - X(旧Twitter)
- 沙月愛奈 (@satsuki_aina_ayumi) - Instagram