汽車との散歩』(きしゃとのさんぽ)は、紀行作家宮脇俊三エッセイ集。1987年新潮社から刊行された[1][注略 1]

汽車との散歩
著者 宮脇俊三
発行日 1987年5月1日
発行元 新潮社
ジャンル エッセイ紀行
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 単行本
ページ数 221
コード ISBN 9784103335061
ウィキポータル 文学
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示
下関駅に停車中の824列車。
下関駅に停車中の824列車

作品概要

編集

宮脇俊三のエッセイ集である[2]。宮脇の私論から、海外の列車の紀行まで幅広く収録している。また、宮脇の作品には珍しく、宮脇の家族についても触れられている。

構成

編集

はじめに若干の所感

編集

軽症重症その他いろいろ

編集

乗ったり化けたり

編集

線路はつづくよ、海越えて

編集

味と宿

編集

家長の孤独

編集
  • 転業始末記
  • 守備位置をかわる
  • わが家の家族旅行
  • 小遣いのやりくり
  • 旅のあとさき
  • 向い合いの心理
  • ドッキリ電話
  • 私の曲り角
  • 地下鉄と渋谷
  • 待つ身
  • 旅と歯
  • 稚内で別れた靴
  • スワローズびいき[注略 3]
  • わが子への年賀状
  • あとがき

書誌情報

編集
新潮社版(単行本)

単行本 新潮社 1987年5月 ISBN 9784103335061[3]

解説:柳原良平「鉄道好きと船好き」

新潮文庫版

新潮文庫 新潮社 1990年6月 ISBN 4101268088[1][4]

グラフ社版(単行本)

単行本 グラフ社 2007年4月 ISBN 9784766210552[5]

※新潮社文庫版を底本とし、巻末(pp232–235)に実娘・宮脇灯子の解説「時を超えての楽しみ」を収録


ほか、宮脇俊三鉄道紀行全集第六巻にも一部が収録されている[6][7]

注略

編集
  1. ^ 単行本はグラフ社からも刊行されている。
  2. ^ この列車については、旅の終りは個室寝台車にて乗車している。
  3. ^ これは、東京ヤクルトスワローズがもともと「国鉄スワローズ」であったため。

出典

編集
  1. ^ a b 宮脇俊三日本語)『汽車との散歩』新潮社、1990年6月25日。ISBN 4101268088 
  2. ^ 汽車との散歩”. 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2023年1月5日閲覧。
  3. ^ 汽車との散歩”. 出版書誌データベース (2022年9月1日). 2023年1月5日閲覧。
  4. ^ 汽車との散歩”. 出版書誌データベース (2019年3月24日). 2023年1月5日閲覧。
  5. ^ 汽車との散歩”. 出版書誌データベース (2019年3月24日). 2023年1月5日閲覧。
  6. ^ 汽車との散歩”. 出版書誌データベース (2019年3月24日). 2023年1月5日閲覧。
  7. ^ CORPORATION, KADOKAWA. “宮脇俊三鉄道紀行全集 第六巻 雑纂”. KADOKAWAオフィシャルサイト. 2023年1月5日閲覧。