池上二良
日本の言語学者
池上 二良(いけがみ じろう、1920年5月15日[1] - 2011年7月15日)は、日本の言語学者。北海道大学名誉教授。専門は満洲語[2]、その他のツングース諸語[2]、アイヌ語など[2]。
人物情報 | |
---|---|
生誕 |
1920年5月15日 日本長野県松本市 |
死没 | 2011年7月15日 (91歳没) |
学問 | |
研究分野 | 言語学 |
研究機関 | 北海道大学 |
経歴
編集1920年、長野県松本市生まれ[1]。旧制松本中学(長野県松本深志高等学校)[1]、旧制松本高等学校文科(乙類)を経て[1]、東京帝国大学文学部言語学科卒業[1]。大学院在学中からツングース諸語、特にウイルタ語の研究を始める[2]。
1951年に群馬大学学芸部助教授となる[1]。1964年より北海道大学文学部教授[1]、1976年より同大学文学部附属北方文化研究施設長を併任する[1]。1984年に定年退官[1]、名誉教授[1]、札幌大学女子短期大学部教授[1]。1991年、同大学定年退職[1]。
旧樺太に住むウィルタ語の研究において、話者である佐藤チヨの協力のもと[2]、『ウイルタ語基礎語彙』を出版した。日本言語学会評議員、日本民族学会評議員を務めた。
受賞・栄典
編集- 1994年:勲三等旭日中綬章受勲。
家族・親族
編集編著
編集脚注
編集出典
編集- 「北方方言語研究の歩み 池上二良先生追悼シンポジウム」 北海道大学大学院文学研究科北方研究教育センター 2011年
- 『現代物故者事典 2009〜2011』日外アソシエーツ 2012年