江田神社(えだじんじゃ)は、三重県四日市市西坂部町にある神社で、『延喜式神名帳』(927年)に記載されていた延喜式内社である。

解説

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創祀年代は不明であるが、主たる祭神は第12代景行天皇の皇子で、日本武尊の弟五十功彦命(いことひこのみこと)である。

五十功彦命の後裔(刑部造)が代々神社を守護したとされる。

古くは、奥宮、中宮、下宮があり、奥宮には天王寺という七堂伽藍の大寺があったと伝えられている。

天正3年(1575年)織田信長配下の滝川一益の兵火に遭い、伽藍、宝庫のすべてを焼失した。その後、江田神社は、下宮のあった現在地に移されたとされる。

明治41年(1908年)に国の一村一社の方針を受け、多数の神社が合祀された。境内には、江田神社の末社白龍社に白龍大明神が祀られている。


主な行事

1月:歳旦祭、左儀長

2月:祈年祭

4月:白龍神社例祭

6月:夏越大祓

 
夏越大祓い茅の輪

8月:御霊祭、天白祭

10月:例大祭

11月:新嘗祭

12月:大祓、厄払い

脚注

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解説の出典:三重ふるさと散歩道整備委員会