江並直美
日本のグラフィックデザイナー (1956-)
江並 直美(えなみ なおみ、男性、1956年 - )は、グラフィック・デザイナー、電子出版物プロデューサーである。大阪府出身。
概要
編集1981年にプロペラ・アート・ワークス社を設立、雑誌「Number」等でアートディレクターとして活動。
マッキントッシュとの出会いから、DTP、そしてマルチメディアへの関心を持ち始め、マルチメディアによる表現のコンテンツ化を推進、博覧会展示映像などの映像監督や、CD-ROMタイトルのプロデュースを手掛ける。 1993年に、マルチメディアレーベル、デジタローグ社を設立。エポックメイキングなCD-ROMタイトル[1]を次から次へと世に出すとともに、デジタル表現に特化したギャラリーを開設、フロッピーに入れた作品を展示やり取りするためのマーケット型展覧会「フロッケ」を企画運営した。
2002年にAMD Award「功労賞」を受賞。2005年よりAMD Awardに「江並直美賞」という新人賞が創設された[2]。
受賞
編集- 1992年、「ジェノバ海と船の博覧会 日本館」で、マルチメディアグランプリの展示映像部門最優秀賞を受賞[3]。
- 1998年、「京の庭」で第78回「ニューヨークADC賞」New Media部門で「銀賞」を受賞。
- 2000年、『マンダラ・コスモロジー』で、AMD Award「Best Visual Designer賞」、第80回「ニューヨークADC賞」Merit賞、Multimedia Grand Prix2000「教育・教養賞」を受賞。
- 2002年、AMD Award「功労賞」を受賞。
- 2012年、CD-ROMを中心とするマルチメディア表現を国内で開拓したことを評価され、平成24年度文化庁メディア芸術祭において功労賞を授与された[4]。
著書
編集- 『Out of design』(江並直美編・著、美術出版社、1998.10)