片岡サチ
日本の女優
(汐風幸から転送)
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片岡 サチ(かたおか さち、5月24日[1] - )は、日本の女優[2]。元宝塚歌劇団専科の男役スター[1]。
かたおか さち 片岡 サチ | |
---|---|
別名義 | 汐風 幸(旧芸名) |
生年月日 | 5月24日 |
出身地 | 日本 東京都目黒区 |
身長 | 168cm |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台・ドラマ |
活動期間 | 1988年 - |
活動内容 |
1988年:宝塚歌劇団入団、花組配属 1991年:月組へ異動 1997年:雪組へ異動 2000年:専科へ異動 2003年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開 |
著名な家族 |
片岡仁左衛門(父) 片岡孝太郎(兄) 片岡京子(妹) |
公式サイト | 片岡サチ プロフィール |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『風と共に去りぬ』 『ME AND MY GIRL』 『銀ちゃんの恋』 『心中・恋の大和路』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
東京都目黒区[1]、青山学院中等部出身[2]。身長168cm[1]。愛称は「Koh」、「こうちゃん」[1]。宝塚歌劇団時代の芸名は汐風 幸(しおかぜ こう)[3][1]。
来歴
編集1986年、宝塚音楽学校入学。
1988年、宝塚歌劇団に74期生として入団[2][3]。花組公演「キス・ミー・ケイト」で汐風幸として初舞台[4][5]。その後、花組に配属[4][5]。
1991年5月11日付で月組へと組替え[6][4]。同年、涼風真世・麻乃佳世トップコンビ大劇場お披露目となる「ベルサイユのばら」で新人公演初主演[注釈 1][7][2]。その後も3度に渡って新人公演主演を務める[2]。
1992年の「ボンジュール・シャックスパー!」でバウホール公演初主演[8][9][5]。
1998年の「心中・恋の大和路」(バウホール・日本青年館公演)で、東上公演初主演[2][3][4][5]。
2000年6月1日付で専科へ異動となる[11][4][5]。
専科異動後は各組に特別出演を続け、2003年8月3日、月組「花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[12][2][3]。
退団後は女優として活動を再開し、2008年より現在の芸名に変更。
2019年より一般社団法人JIEAの理事を務めている[2]。
人物
編集宝塚歌劇団時代の主な舞台
編集初舞台
編集花組時代
編集- 1988年7月、『キス・ミー・ケイト』(東京宝塚劇場)
- 1988年9 - 11月、『宝塚をどり讃歌'88』『春ふたたび』『フォーエバー!タカラヅカ』(宝塚大劇場のみ)
- 1989年1 - 2月、『会議は踊る』 - 新人公演:アウグスト公(本役:大潮ますみ)『ザ・ゲーム』(宝塚大劇場)
- 1989年2 - 3月、『硬派・坂本竜馬!』(バウホール) - 中浜万次郎
- 1989年4月、『会議は踊る』 - 新人公演:アウグスト公(本役:大潮ますみ)『ザ・ゲーム』(東京宝塚劇場)
- 1989年6 - 12月、『ロマノフの宝石』『ジタン・デ・ジタン』
- 1990年2月、『エル・アミーゴ』(バウホール) - アルベール[13]
- 1990年3 - 5月、花組・月組・星組・専科『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』(宝塚大劇場) - 王太子、新人公演:オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ(本役:涼風真世/紫苑ゆう/真矢みき/安寿ミラ)[14][2][4][5]
- 1990年5月、『エル・アミーゴ』(日本青年館) - アルベール
- 1990年7月、花組・月組・星組・専科『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』(東京宝塚劇場) - 王太子、新人公演:オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ(本役:涼風真世/紫苑ゆう/真矢みき/安寿ミラ)[15][2][4][5]
- 1990年9 - 10月、『秋…冬への前奏曲』 - マサリク、新人公演:アンジェイ・ペトリューラ(本役:安寿ミラ)『ザ・ショーケース』(宝塚大劇場のみ)[16]
- 1991年1 - 2月、『春の風を君に…』 - 六児、新人公演:竜童(本役:真矢みき)『ザ・フラッシュ!』(宝塚大劇場)[17]
- 1991年2 - 3月、『小さな花がひらいた』(バウホール)
- 1991年4月、『春の風を君に…』 - 六児、新人公演:竜童(本役:真矢みき)『ザ・フラッシュ!』(東京宝塚劇場)[18]
- 1991年5月、『小さな花がひらいた』(日本青年館)
月組時代
編集- 1991年7月、月組・雪組・星組・専科『ベルサイユのばら-オスカル編-』(東京宝塚劇場のみ) - 小公子/フランソワ・アルマン、新人公演:オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ(本役:涼風真世) 新人公演初主演[注釈 2][19][2]
- 1991年9 - 10月、『銀の狼』 - 新人公演:レイ(本役:天海祐希)『ブレイク・ザ・ボーダー!』(宝塚大劇場のみ)[18]
- 1991年11月、『たとえば それは 瞳の中の嵐のように』(バウホール) - エンジェル[20]
- 1992年1 - 2月、『珈琲カルナバル』 - アントニオ、新人公演:エビタシオ(本役:久世星佳)『夢・フラグランス』(宝塚大劇場)[21]
- 1992年2 - 3月、『ボンジュール・シャックスパー!』(バウホール) - ウィリー・シャックスパー バウ初主演[8][9][5]
- 1992年4月、『珈琲カルナバル』 - アントニオ、新人公演:エビタシオ(本役:久世星佳)『夢・フラグランス』(東京宝塚劇場)[22]
- 1992年7 - 8月、『PUCK』 - ヘレン、新人公演:ボビー(本役:天海祐希)『メモリーズ・オブ・ユー』(宝塚大劇場)[23]
- 1992年9 - 10月、『珈琲カルナバル』 - エビタシオ『夢・フラグランス』(全国ツアー)[24]
- 1992年11月、『PUCK』 - ヘレン、新人公演:ボビー(本役:天海祐希)『メモリーズ・オブ・ユー』(東京宝塚劇場)[25]
- 1992年12月、『ジャンプ・フォー・ジョイ』(ドラマシティ)
- 1993年4 - 5月、『グランドホテル』 - エリック、新人公演:オットー・クリンゲライン(本役:涼風真世)『BROADWAY BOYS』(宝塚大劇場) 新人公演主演[26][27][2]
- 1993年5 - 6月、『ロスト・エンジェル』(バウホール) - ギャビー[28]
- 1993年7月、『グランドホテル』 - エリック、新人公演:オットー・クリンゲライン(本役:涼風真世)『BROADWAY BOYS』(東京宝塚劇場)[29][27][2]
- 1993年9 - 10月、『花扇抄』『扉のこちら』『ミリオン・ドリームズ』(宝塚大劇場のみ)
- 1994年1 - 2月、『風と共に去りぬ』(宝塚大劇場) - ルネ、新人公演:スカーレット・オハラ(本役:麻乃佳世/真琴つばさ) 新人公演ヒロイン[2][30][27][2]
- 1994年2 - 3月、『たけくらべ』(バウホール) - 正太郎[2]
- 1994年4月、『風と共に去りぬ』(東京宝塚劇場) - ルネ、新人公演:スカーレット・オハラ(本役:麻乃佳世/真琴つばさ)[31][27][2]
- 1994年6 - 8月、『エールの残照』 - ラピ・シャンカール中尉、新人公演:ウォルター・シャムロック伯爵(本役:天海祐希)『TAKARAZUKA・オーレ!』(宝塚大劇場) 新人公演主演[32][33][2]
- 1994年9 - 10月、『風と共に去りぬ』(全国ツアー) - スカーレットII
- 1994年11月、『エールの残照』 - ラピ・シャンカール中尉、新人公演:ウォルター・シャムロック伯爵(本役:天海祐希)『TAKARAZUKA・オーレ!』(東京宝塚劇場)[33][2]
- 1994年12 - 1995年1月、『LE MISTRAL』(ドラマシティ) - ジュリアン
- 1995年3月、『Beautiful Tomorrow!』(バウホール)
- 1995年4 - 5月、『エールの残照』 - アレック『TAKARAZUKA・オーレ!』(全国ツアー)
- 1995年6月、『ハードボイルド・エッグ』 - マシュー『EXOTICA!』(東京宝塚劇場のみ)
- 1995年8 - 12月、『ME AND MY GIRL』 - パーチェスター[2]
- 1996年2月、『ME AND MY GIRL』(中日劇場) - パーチェスター[2]
- 1996年3 - 5月、『CAN-CAN』 - エティエンヌ『マンハッタン不夜城』(宝塚大劇場)
- 1996年6月、『銀ちゃんの恋』(バウホール) - ヤス[2][5]
- 1996年7月、『CAN-CAN』 - エティエンヌ『マンハッタン不夜城』(東京宝塚劇場)
- 1996年8月、『銀ちゃんの恋』(日本青年館) - ヤス[2][5]
- 1996年9 - 11月、『チェーザレ・ボルジア』 - ドン・ミケロット『プレスティージュ』(宝塚大劇場のみ)
- 1996年12 - 1997年4月、『バロンの末裔』 - ヘンリー『グランド・ベル・フォリー』
- 1997年6 - 8月、『EL DORADO』(宝塚大劇場のみ) - アロンソ
- 1997年9 - 10月、『チェーザレ・ボルジア』 - マキャベリ『プレスティージュ』(全国ツアー)
雪組時代
編集- 1997年12 - 1998年4月、『春櫻賦』 - 喜楽坊遊三『LET'S JAZZ』
- 1998年6月、『心中・恋の大和路』(バウホール) - 亀屋忠兵衛 東上初主演[2][3][4][5]
- 1998年8 - 12月、『浅茅が宿』 - 時貞『ラヴィール』
- 1999年1 - 2月、『心中・恋の大和路』(日本青年館) - 亀屋忠兵衛[2][3][4][5]
- 1999年4 - 8月、『再会』 - スティーブ・ハイマー『ノバ・ボサ・ノバ』 - ルーア[2]
- 1999年11 - 12月、『バッカスと呼ばれた男』 - マザラン枢機卿『華麗なる千拍子'99』(宝塚大劇場)[4]
- 2000年2 - 3月、『バッカスと呼ばれた男』 - マザラン枢機卿『華麗なる千拍子』(1000days劇場)[4]
- 2000年4 - 5月、『バッカスと呼ばれた男』 - マザラン枢機卿『華麗なる千拍子』(全国ツアー)[4]
専科時代
編集- 2000年6 - 8月、雪組『デパートメント・ストア』『凱旋門』 - ヴェーベル(宝塚大劇場)
- 2000年9 - 10月、雪組『デパートメント・ストア』 - リッチー『凱旋門』 - ボリス・モロゾフ(1000days劇場)[2][5]
- 2001年1 - 2月、月組『いますみれ花咲く』『愛のソナタ』 - ニクラウス(東京宝塚劇場)
- 2001年5 - 7月、月組『愛のソナタ』 - ニクラウス『ESP!!』(宝塚大劇場)
- 2001年8月、雪組『凱旋門』 - ヴェーベル『パッサージュ』(博多座)
- 2002年2月、星組『花の業平』 - 藤原基経『サザンクロス・レビューII』(中日劇場)[2][4]
- 2002年8 - 12月、月組『長い春の果てに』 - ナタリー『With a Song in my Heart』
- 2003年2月、月組『長い春の果てに』 - ナタリー『With a Song in my Heart』(中日劇場)
- 2003年4 - 8月、月組『花の宝塚風土記(ふどき)』『シニョール ドン・ファン』 - ロドルフォ・ドメス 退団公演[2][12]
出演イベント
編集- 1991年5月、'91TMP音楽祭『エスノ・ポップス』
- 1992年5月、'92TMP音楽祭『SONGS IN YOUR HEART』
- 1993年5月、'93TMP音楽祭『青春フォーエバー!』
- 1994年5月、TMPスペシャル『夢まつり宝塚'94』
- 1995年9月、'95TCAスペシャル『マニフィーク・タカラヅカ』
- 1995年、汐風幸ディナーショー『A FAIRY TIME』 主演
- 1996年5月、'96TCAスペシャル『メロディーズ・アンド・メモリーズ』
- 1996年10月、第37回『宝塚舞踊会』
- 1997年5月、'97TCAスペシャル『ザ・祭典』
- 1998年5月、'98TCAスペシャル『タカラジェンヌ!』
- 1998年10月、汐風幸ディナーショー『King』 主演
- 1998年10月、第39回『宝塚舞踊会』
- 1999年5月、'99TCAスペシャル『ハロー!ワンダフル・タイム』
- 1999年9月、汐風幸ディナーショー『Half & Half』 主演
- 1999年10月、第40回『宝塚舞踊会』
- 1999年12月、『レビュー・スペシャル'99』
- 2000年3月、『寺田瀧雄 作曲生活40周年記念コンサート』
- 2000年9月、TCAスペシャル2000『KING OF REVUE』
- 2000年12月、『アデューTAKARAZUKA1000days劇場サヨナライベント』
- 2001年1月、逸翁デー『タカラヅカ・ホームカミング』
- 2001年4月、『桜祭り狸御殿』(外部出演)
- 2001年6月、TCAスペシャル2001『タカラヅカ夢世紀』
- 2002年4月、汐風幸ディナーショー『One-derful』 主演[34][2]
- 2003年6月、TCAスペシャル2003『ディア・グランド・シアター』
宝塚歌劇団退団後の主な活動
編集この節に雑多な内容が羅列されています。 |
舞台
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b c d e f 『宝塚おとめ 2003年度版』 阪急コーポレーション、2003年、18頁。ISBN 4-89485-122-9。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad 片岡サチ プロフィール ジャパンイリュージョンエンターテインメント協会。
- ^ a b c d e f g インタビューその② 宝塚を卒業しこれから…★★★汐風幸さん ターミナル。
- ^ a b c d e f g h i j k l m sumirestyle 専科 汐風幸 インタビュー 産経新聞。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 専科 汐風幸 産経新聞。
- ^ 80年史 1994, p. 295.
- ^ 100年史(舞台) 2014, p. 306.
- ^ a b 80年史 1994, p. 355.
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 230.
- ^ 『1997年宝塚 Stage Album』 宝塚歌劇団、1998年、61頁。
- ^ 『2000年宝塚 Stage Album』 阪急コーポレーション、2001年、81頁。ISBN 4-89485-049-4。
- ^ a b ENAK SUMiRE STYLE 専科 汐風幸 産経新聞ENAK。
- ^ 80年史 1994, p. 343.
- ^ 80年史 1994, p. 340・344.
- ^ 80年史 1994, p. 342・344.
- ^ 80年史 1994, p. 341・344.
- ^ 80年史 1994, p. 346・350.
- ^ a b 80年史 1994, p. 348・350.
- ^ 80年史 1994, p. 348・351.
- ^ 80年史 1994, p. 350.
- ^ 80年史 1994, p. 352・356.
- ^ 80年史 1994, p. 354・356.
- ^ 80年史 1994, p. 353・354・356.
- ^ 80年史 1994, p. 358.
- ^ 80年史 1994, p. 355・356.
- ^ 80年史 1994, p. 359・364.
- ^ a b c d 100年史(舞台) 2014, p. 307.
- ^ 80年史 1994, p. 363.
- ^ 80年史 1994, p. 362・364.
- ^ 80年史 1994, p. 366・368.
- ^ 80年史 1994, p. 366-369.
- ^ 80年史 1994, p. 367.
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 308.
- ^ 汐風幸ディナーショー「One-derful」('02年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
注釈
編集参考文献
編集- 企画・構成・執筆:橋本雅夫 著、編集統括:北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。