永楽屋東四郎

1776年から1951年まで名古屋で営業した版元

永楽屋 東四郎(えいらくや とうしろう)とは、江戸時代から明治大正時代にかけての名古屋における代表的な版元。大正3年(1914年)から合資会社永東書店となった。昭和25年に廃業し現在は営業していない。

来歴

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東璧堂、東壁堂と号す。片野氏。はじめは風月堂の別家として創業する。安永5年(1776年)から昭和26年(1951年)まで営業した。安永5年から安永9年まで名古屋の本町4丁目で、安永9年11月から寛政7年(1795年)まで本町通7丁目玉屋町上之切で、寛政7年7月からは同町下之切において浮世絵などを出版する版元を営業していた。葛飾北斎絵手本北斎漫画』を文化11年(1814年)から明治11年(1878年)にかけて出版したことが著名である。『北斎漫画』は当初、江戸の版元角丸屋甚助と合版であったが、後に永楽屋の単独刊行となったといわれる。他には文化5年に流光斎如圭と北斎の共画による絵本『萍水奇画』を出版している。

後年、大正3年に合資会社永東書店と改称している。

参考文献

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