永世名人(えいせいめいじん)は、コンピュータ将棋ソフトウェアのシリーズ。吉村信弘による開発。開発者の苗字を冠した、吉村将棋(よしむらしょうぎ)として発売された作品もある。コナミ(現在は分社化でコナミデジタルエンタテインメントによる扱い)発売で、2003年までにパソコンで4作、ゲーム機で8作が発売された。

概要

編集

1990年、第1回世界コンピュータ将棋選手権で優勝。『森田将棋』『柿木将棋』に次ぐ、コンピュータ将棋の古参ソフトの一つである。

シリーズ

編集

将棋倶楽部24と連携した通信対戦機能は、全てサービス終了している。

競技会成績

編集
大会/年 1990 1991 1992 1993 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004
世界コンピュータ将棋選手権 1 3 5 5 10 9 9[注釈 1] 4 9 14 5 7 6

評価

編集
評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通(PS永世)22/40[3]
(吉村将棋)25/40[4]
(PSⅢ)25/40[5]
電撃PlayStation(吉村将棋)130/200[6]

PS版『吉村将棋』は電撃PlayStationDPSソフトレビューでは75、55の130点[6]。レビュアーのうち1人(75点をつけた者)は将棋ゲームとしては永世名人でほぼ完成していたためシステム面で代わり映えはないのは仕方ないがコンピュータに詰将棋を解かせるモードなど対局以外の部分で楽しめるのはファンにはいい、COMの強さは最初から作り直しただけあって入門レベルでも結構賢く手応えがあって初心者お断りだとし、もう1人(55点をつけた者)は画期的ともいえる大橋宗桂天野宗歩など棋界の偉人の対局の対局を再現するのはありがたくこれだけでも史料価値がある、だが肝心の強さは今一つで思考速度も速いわけでもなくシミュレータとしては物足りないとした[6]

関連項目

編集

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 『吉村将棋』としての参加。

出典

編集

外部リンク

編集