民政総署大楼
マカオの歴史的建築
民政総署大楼(みんせいそうしょたいろう、中国語: 民政總署大樓、ポルトガル語: Edifício do Instituto para os Assuntos Cívicos e Municipais)は、中華人民共和国マカオ特別行政区の役所「民政総署」の本庁舎。ポルトガル統治時代は澳門市の市役所が置かれ、中国語で「市政廳大樓(市役所庁舎)」、ポルトガル語で「Leal Senado(忠順なる議会)」と呼ばれていた。民政総署大楼前の広場のことを「セナド広場」というのは、この「レアル・セナド」に由来する。
概要
編集1584年、ポルトガル人はマカオに自治制を敷くことにし、これまで明朝の役人との会談や交渉をしていた建物に、議事堂(議事亭)として改めて中国式庭園を持つレンガ造りの建物を建てた。これが民政総署大楼の起源である。1784年に土地を買い取って、バロック様式の二階建ての建物に建て直した。その後、台風の被害に遭ったため、1876年に改修した。その際に新古典主義様式を加味した建築にした。1940年頃にも大改修が行われ現在の建築となった。
2002年、澳門市が廃止され、新たに設置された民政総署の本部庁舎となった。
参考文献
編集関連項目
編集- 192573674 民政総署大楼 - オープンストリートマップ
座標: 北緯22度11分35.8秒 東経113度32分22.2秒 / 北緯22.193278度 東経113.539500度