民憲党
経過
編集梁士詒が結成した親袁世凱の御用政党・公民党が台頭してくると、やはり親袁政党であった進歩党は危機感を抱くようになる。そこで、かねてからの政敵であった国民党の有志と進歩党の有志は、それぞれ在籍していた政党を離党し、新たに民憲党を結成して公民党に対抗しようと図った。
主な構成員としては、国民党から張耀曽、谷鍾秀、楊永泰、沈鈞儒などが、進歩党から丁仏言、李国珍などがあげられる。民主精神の貫徹、立憲政治の励行、国家への忠誠義務、民主国体の擁護などを主張した。
しかし同年11月4日、国民党議員438人の議員資格が袁世凱により剥奪され、15日には正式に国会が停止される。これにより民憲党も事実上崩壊した。
参考文献
編集- 謝彬『民国政党史』1924年(中華書局版、2007年、ISBN 978-7-101-05531-3)