民主党(みんしゅとう)とは、韓国政党である新千年民主党が、2005年5月の党名改称以降に使用していた党名。新千年民主党と同一の政党。

大韓民国の旗 大韓民国政党
民主党
민주당(民主黨)
成立年月日 2005年5月6日
解散年月日 2008年2月17日
解散理由 大統合民主新党との統合
後継政党 統合民主党
政治的思想・立場 自由主義
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民主党
各種表記
ハングル 민주당
漢字 民主黨
発音 ミンジュダン
英語 Democratic Party
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概説

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金大中政権時の与党だった新千年民主党(略称:民主党)は2003年9月に、同党から盧武鉉大統領支持グループが脱党して開かれたウリ党(ウリ党)を結成したことで、野党に転じた。その後、2004年4月に行われた総選挙で惨敗したため、弱体化していた党のイメージ改善を図る目的で、2005年5月に党名を「民主党」に改称した。

その後、2007年6月に、ウリ党からの離党者が結成した中道改革統合新党중도개혁통합신당、略称:統合新党)と統合して、中道統合民主党중도통합민주당、略称:統合民主党)を結成したが、2ヶ月足らずで大部分が中道統合民主党を離党して、大統合民主新党대통합민주신당、略称:民主新党)を結成した。そのため、8月に党名を中道統合民主党から民主党に戻した。

翌2008年2月17日、民主党は、ウリ党議員が中心となって結成した民主新党と統合して、「統合民主党」(통합민주당、略称:民主党)を結成した。2003年9月に新千年民主党から盧武鉉大統領支持グループが離党してウリ党を結成したことに起因した旧与党圏の分裂後、約4年5ヶ月ぶりに旧与党圏は再び一つの政党にまとまった。

年表

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月日 出来事
2005年 5月6日 新千年民主党から民主党へ党名変更[1]
2006年 5月31日 全国同時地方選挙。広域自治団体長(光州広域市全羅南道)2名、基礎自治団体長20名、広域自治団体議員80名(比例代表9名)、基礎自治団体議員276名(比例代表43名)が当選。
7月27日 国会議員補欠選挙で、2004年に盧武鉉大統領弾劾訴追を主導して落選した趙舜衡(ソウル市城北区乙)が返り咲きを果たす
10月25日 国会議員補欠選挙で、1名当選
2007年 4月25日 国会議員補欠選挙で、1名当選
6月27日 ウリ党離党者が結成した中道改革統合新党と合併して中道統合民主党に改名[2]
7月24日 党内の大統合推進派4名が離党[3]
8月3日 党内の統合新党系19名が離党[4]。党名を民主党に戻す(13日)
10月15日 大統領候補予備選挙で、李仁済が勝利、民主党の大統領候補に確定[5]
11月12日 大統合民主新党(以下、民主新党)の孫鶴圭代表・鄭東泳大統領候補、民主党の朴相千代表・李仁済大統領
候補の4者会合で、民主新党と民主党の統合、候補一本化で合意[6]
11月20日 統合後の党運営をめぐり、民主新党と民主党の交渉が決裂[7]
11月22日 民主新党と民主党の統合交渉は時間切れとなり、統合は白紙に戻る[8]
12月19日 大統領選挙、民主党の大統領候補・李仁済は惨敗(得票率0.7%)
2008年 2月11日 大統合民主新党孫代表と民主党朴代表が会談、両党統合を宣言(17日に正式統合)[9]
2月17日 民主新党と民主党が正式に統合、「統合民主党」が結成される[10]

党勢推移

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大統領選挙
年月日 選挙 候補者 得票数 得票率
2008年12月19日 2007年大韓民国大統領選挙 李仁済 160,708 0.7%

金大中・盧武鉉政権与党の再編過程

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出典:聯合ニュースと朝鮮日報及び『朝鮮韓国近現代史事典』(日本評論社)を参考して作成した。

脚注

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  1. ^ アジア経済研究所編『アジア動向年報 2006』、63頁「重要日誌」韓国2005年より
  2. ^ 新党と民主党が統合民主党結成、旧与党は2党体制に.聯合ニュース(2007年6月27日)
  3. ^ ウリ党15名と中道統合民主党内の大統合派4名が離党して大統合新党結成準備会に参加.聯合ニュース(2007年7月24日)
  4. ^ 中道統合民主党から統合新党系議員19名が離党.聯合ニュース(2007年8月3日)
  5. ^ 民主党公認の大統領候補、李仁済氏に確定.聯合ニュース(2007年10月15日)
  6. ^ 4者会合で、民主新党と民主党の統合、候補一本化合意.朝鮮日報(2007年11月13日)
  7. ^ 新党・民主党統合が決裂
  8. ^ 民主新党と民主党の統合交渉期限切れ、統合は白紙に.聯合ニュース(2007年11月22日)
  9. ^ 大統合民主新党と民主党が再合流.2008年2月12日付朝鮮日報
  10. ^ 統合民主党が正式発足「新政権けん制の役割を遂行」」.2008年2月17日付聯合ニュース

関連項目

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