殺しのブルース
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『殺しのブルース』(ころしのぶるーす)は、巻上公一の2枚目のカバー・アルバム。1992年6月17日に東芝EMIより発売。
『殺しのブルース』 | ||||
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ヒカシュー の カバー・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
R.P.M.SOUND studio1992年1月 GREENPOINT STUDIO(#7) | |||
ジャンル | ロック、歌謡曲 | |||
時間 | ||||
レーベル | 東芝EMI | |||
プロデュース | ジョン・ゾーン | |||
ヒカシュー アルバム 年表 | ||||
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本作は巻上公一の初めてのニューヨーク録音である。ジャケットは、巻上公一と小松美幸の写真。
概要
編集出典は、再発版のライナー・ノーツ。 1990年に前作「平成じゃらん節」をBMGビクターから8センチシングルとして発売したのをきっかけに、「平成新歌謡の夕べ」と題してコンサートを始めた[1]。そうしている間に、「もう一枚歌謡曲を題材にアルバムを作りたいとい意欲が沸いた」という。歌謡曲のコレクターでもあったジョン・ゾーンにプロデュースしてもらい、2週間ニューヨークに滞在している間に、様々なアーティストと共演した。
収録曲
編集- さいざんすマンボ
- 女を忘れろ
- 待ちぼうけの喫茶店
- 悪人志願 -雨と風の詩-
- すきやきエトフェー
- 夜空の笛
- 東京の屋根の下
- 帰ってきたヨッパライ -ニューヨーク・ヴァージョン-
- 作詞:フォーク・パロディ・ギャング[4]/作曲:加藤和彦/編曲:大友良英
- うつろ
- 作曲・作詞・編曲:巻上公一
- マリアンヌ
- 殺しのブルース
楽曲解説
編集特記事項なき限り、出典は、『殺しのブルース』のライナー・ノーツ[5]。
- さいざんすマンボ
- 1996年1月14日録音。
- 原曲はトニー谷と宮城まり子による。
- 最初の部分の歌詞が異なる。
- 「トゥーマッチ蝶々さん」という部分でプエルトリカン[6]が爆笑してしまい、何回もやり直した。巻上公一曰く、「ギャラをあげたらその場で宴会になってしまった」という。
- 女を忘れろ
- 原曲は、小林旭による1959年の日活映画『女を忘れろ』の主題歌。
- 1996年1月7日録音。
- 元々、ギターにはエフェクトをつける予定だった。[7]
- 待ちぼうけの喫茶店
- 原曲は小坂一也による。
- 1996年1月9日録音。
- 悪人志願 -雨と風の詩-
- 原曲は、炎加世子による1960年の松竹映画『悪人志願』の主題歌。
- 1996年1月10日録音。
- 原曲の口琴による演奏を、ディジュリドゥに置き換えている。
- イヌイットのカタジャックが入っている。
- すきやきエトフェー
- 原曲は、坂本九の『上を向いて歩こう』。
- 1996年1月10日録音。
- 英語の詞が使われている。
- 夜空の笛
- 原曲は、守屋浩による。
- 1996年1月8日録音。
- 「色々確執を残した。」とあるが、詳細不明。
- 東京の屋根の下
- 原曲は、灰田勝彦による。
- 1996年1月18日録音。
- うつろ
- 唯一のオリジナル曲。
- 1996年1月11日録音。
- ニコラス・コリンズは、すべての曲にエフェクトをその場で加えた。
- 加藤秀樹は、この頃からニューヨークに住むようになる。
- 帰ってきたヨッパライ -ニューヨーク・ヴァージョン-
- 原曲は、ザ・フォーク・クルセダーズによる。
- 歌詞が一部異なる。
- 1996年1月17日録音。
- マリアンヌ
- 原曲は、ジャックスによる。
- 1996年1月16日録音。
- この曲のみ、ビル・ラズウェルのグリーンポイントスタジオでの収録。
- 殺しのブルース
- 原曲は、大和屋竺による日活映画『殺しの烙印』の主題歌。
- 1996年1月7日録音。
参加ミュージシャン
編集- 巻上公一 -ボーカル、悪魔の詠唱[8](#4)ビジョン[9](#9)、プロテウス[10](#9)、コルネット(#9)
- 東京なみ[11](#1)
- ジャジー・ジョイス -ターンテーブル(#1)
- アンドリュー・スターマン -ピッコロ(#1)
- スティーブン・バーンスタイン -トランペット(#1,7)
- マルクス・ペルシアーニ -ピアノ(#1)
- ギルレモ・エジル -エレクトリックベース(#1)
- パポ・ペピン -コンガ(#1)
- ジョー・ゴンザレス -ボンゴ、ギロ、カウベル(#1)
- ラウール・パオネッサ -ドラムス(#1)
- マイク・パットン -オルガン(#2)
- マーク・リボー -ギター(#2,11)、アコースティック・ギター(#8)、チャランゴ(#8)
- ジェフ・ハーシュフィールド -ドラムス(#2)
- ロバート・クイン -ギター(#3)
- マシュー・スイート -エレクトリックベース(#3)
- スティーブ・シェリー -ドラムス(#3)
- アンディー・ハース -ディジュリドゥ(#4)
- アントニー・コールマン -サンプラー、オルガン(#4)
- デイビッド・シア -ターンテーブル(#4,6)
- マーク・ドレッサー -エレクトリックベース(#4)
- ジェームス・プリエーゼ -パーカッション(#4)
- 灰野敬二 -悪魔の詠唱(#4)
- 大友良英 -悪魔の詠唱(#4)、ターンテーブル(#8)、自作ギター(#8)、コーラス(#8)、サンプラー(#11)
- 加藤秀樹 -悪魔の詠唱(#4)、エレクトリックベース(#8,9)、コーラス(#8)
- ガイ・クルセベク -ピアノ、アコーディオン(#5)
- マーク・フェローマン -バイオリン(#5)
- デイビッド・ホフストラ -エレクトリックベース(#5,7)
- ロバート・プレヴィテ -ドラムス(#5)
- ローラ・シートン -バイオリン(#6)
- ジェーン・スカルパントーニ -セロ(#6)
- イルミナティ(#7)
- ジョー・ガーラント -6弦ベース
- ジャネット・アクセルロッド -フルート
- フィリップ・ジョンソン -ソプラノサックス
- ウォルター・トンプソン -アルトサックス
- ルイ・ベロゲニス -テナーサックス
- デイブ・シュエルソン -バリトンサックス
- フランク・ロンドン -トランペット
- ジェーソン・ファン -バイオリン
- マーグロ・グリブ-バイオリン、声
- ミシェル・キニー -セロ
- ドーン・バックホルズ -セロ
- エリザベス・パンツァー -ハープ
- アン・クライン -ギター
- ヴィトー・リッチ -シンセサイザー、レンチギター
- トム・ジョーソン[12] -アコーディオン
- エヴァン・ギャラガー -ヴィブラフォン、パーカッション
- ディッキー・ドウォーキン -ドラムス
- 黒田京子 -女神の声(#8)、ピアノ(#8)、コーラス(#8)
- ナナ・バスコンセロス -ブラジリアンパーカッション(#8)
- 植村昌弘 -コーラス(#8)
- 鈴木[13]
-コーラス(#3)
- PAINKILLER(#10)
脚注
編集- ^ メンバーは主に佐藤正治、金子飛鳥、バカボン鈴木、大友良英、植村昌弘、加藤秀樹
- ^ 歌詞カードには、「作詞:ガイ・クルセウェク/作曲:永六輔/補作詞:中村八大」とある。永六輔が作詞の為、誤植の可能性が高い。
- ^ 出典は公式の商品紹介。歌詞カードには「バイオリン」としかない。
- ^ 歌詞カードでは、フォークの前に「ザ」がついている。
- ^ このライナー・ノーツ内では、録音順に紹介されているが、ここでは収録順に並べている。
- ^ 不明。数名か?
- ^ エフェクトがついていないのは、ギターを担当したマーク・リボーが、この日、エフェクター一式丸ごと盗まれた為である。「殺しのブルース」でも同様。
- ^ 歌詞カードには「devil chanting」とある。
- ^ 不明。
- ^ シンセサイザーの一つ「E-MU proteus」か。
- ^ 不明。おそらく「相良ナミ-東京ナミイ」か。
- ^ 原文は「tom juoson」。
- ^ 不明。バカボン鈴木か。
- ^ 歌詞カードには、「"Barney"」とある。