歩兵第25連隊
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歩兵第25連隊(ほへいだい25れんたい、歩兵第二十五聯隊)は、大日本帝国陸軍の連隊のひとつ。
歩兵第25連隊 | |
---|---|
創設 | 1899年 |
廃止 | 1945年 |
所属政体 | 大日本帝国 |
所属組織 | 大日本帝国陸軍 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵科 | 歩兵 |
所在地 | 札幌 - 樺太 上敷香 |
通称号/略称 | 要2221 |
上級単位 | 第7師団 - 樺太混成旅団 - 第88師団 |
最終位置 | 樺太 真岡郡真岡町 |
戦歴 |
日露 - シベリア出兵 - 日中 - ノモンハン事件 - 第二次世界大戦 (南樺太の戦い) |
沿革
編集- 1896年(明治29年)5月 - 屯田兵を母体に第7師団創設、独立歩兵第1大隊が創設され、月寒に転営。
- 1899年(明治32年) - 独立第1大隊を歩兵第25連隊第1大隊に改編。
- 1900年(明治33年)
- 1902年(明治35年) - 連隊の編成が完結する。
- 1901年(明治36年) - 第6中隊が山海関に派遣される。
- 1904年(明治37年) - 日露戦争に従軍(白襷隊に参加ほか)。
- 1917年(大正6年)4月 - 満州駐剳。
- 1919年(大正8年) - 帰還。
- 1920年(大正9年) - 北部沿海州に派遣される。
- 1921年(大正10年)7月 - 帰還。
- 1932年(昭和7年) - 満州事変では第2大隊が参加。
- 1934年(昭和9年)
- 1936年(昭和11年)10月 - 陸軍特別大演習に参加。連隊営内に御講評場が設けられ昭和天皇が行幸[4]。
- 1938年(昭和13年)3月 - 徐州会戦に参加。
- 1939年(昭和14年)5月 - ノモンハン事件に参加。
- 1940年(昭和15年)
- 1941年(昭和16年)7月 - 関東軍特種演習により動員、大幅な戦力増強。
- 1943年(昭和18年)5月 - 第67独立歩兵団(盛岡)より 歩兵第125連隊が樺太混成旅団に編入。国境方面警備を交代。
- 1945年(昭和20年)
歴代連隊長
編集代 | 氏名 | 在任期間 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 渡辺水哉 | 1900年10月31日 - | 中佐、1902年11月大佐 |
2 | 伊藤瀬平 | 1906年7月11日 - 1909年4月1日 | 中佐、1906年12月大佐 |
3 | 稲村新六 | 1909年4月1日 - 1911年12月27日 | |
4 | 山田虎夫 | 1911年12月27日 - 1916年8月18日 | |
5 | 吉田熊槌 | 1916年8月18日 - | |
6 | 沼田団太郎 | 1920年1月30日 - | |
7 | 山本松雄 | 1921年7月20日 - 1923年8月6日[9] | |
8 | 小杉武司 | 1923年8月6日 - 1924.12.15[10] | |
9 | 坪郷芳一 | 1924年12月15日 - | |
10 | 柳井貫一 | 1927年7月26日 - | |
11 | 五十嵐房吉 | 1929年8月1日 - | |
12 | 山口三郎 | 1932年3月11日 - | |
13 | 永見俊徳 | 1932年12月7日 - | |
14 | 片山省太郎 | 1935年3月15日 - | |
15 | 横山鎮明 | 1937年3月1日 - | |
16 | 磐井虎二郎 | 1938年7月15日 - | |
17 | 関根久太郎 | 1939年8月1日 - | |
18 | 加納栄造 | 1940年10月22日 - | |
19 | 酒匂純夫 | 1943年8月2日 - | |
末 | 山沢饒 | 1945年4月1日 - |
脚注
編集- ^ 『官報』第5219号、明治33年11月22日。
- ^ “50.歩兵第25連隊本部跡”. 札幌市公式ホームページ - City of Sapporo. 札幌市豊平区役所ホームページ > とよひらふるさと再発見 > 月寒地区. 2018年9月9日閲覧。
- ^ 十四時間焼け続け、やっと鎮火『東京朝日新聞』昭和9年3月23日夕刊(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p53 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、78頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 当初の計画では歩兵第28連隊が移駐指定されていた
- ^ 戦史叢書『北東方面陸軍作戦〈1〉』、『北東方面陸軍作戦〈2〉』、朝雲新聞社。
- ^ 戦史叢書『北東方面陸軍作戦〈1〉』、『北東方面陸軍作戦〈2〉』、朝雲新聞社。
- ^ a b c d e 戦史叢書『北東方面陸軍作戦〈1〉』、『北東方面陸軍作戦〈2〉』、朝雲新聞社
- ^ 『官報』第3306号、大正12年8月7日。
- ^ 『官報』第3696号、大正13年12月16日。
参考文献
編集- 『日本陸軍連隊総覧 歩兵編(別冊歴史読本)』(新人物往来社、1990年)
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
- 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 原 剛『明治期国土防衛史』(錦正社、2002年)
- 『官報』
- 『歩兵第25連隊史』
- 『歩兵第89連隊史』
- グランドパワー『日本軍機甲部隊の編成装備(1)』ガリレオ出版。
- グランドパワー『日本軍機甲部隊の編成装備(2)』ガリレオ出版。
- グランドパワー『日本軍陸軍の特種部隊』ガリレオ出版。
- 戦史叢書『北東方面陸軍作戦(1)』朝雲新聞社。
- 戦史叢書『北東方面陸軍作戦(2)』朝雲新聞社。
- 戦史叢書『陸軍戦備』朝雲新聞社。
- 別冊歴史読本特別増刊号『日本陸軍連隊総覧・歩兵編』新人物往来社。
- 別冊歴史読本特別増刊号『日本陸軍機械化部隊総覧』新人物往来社。
- 別冊歴史読本特別増刊号『日本陸軍部隊総覧』新人物往来社。
- 別冊歴史読本特別増刊号『日本陸軍師団総覧』新人物往来社。
- 別冊歴史読本特別増刊号『日本陸軍総覧』新人物往来社。
- 別冊1億人の昭和史『日本陸軍史』、毎日新聞社。
- 1億人の昭和史『日本の戦史』シリーズ①~⑩、毎日新聞社。
関連項目
編集- 大日本帝国陸軍連隊一覧
- ソ連対日参戦-樺太の戦い-シベリア抑留
- アンパン道路 - 月寒~平岸間の道路。同連隊の労役奉仕により建設された。