武道館

武道を行うための競技場

武道館(ぶどうかん)は、武道稽古試合を主に行うための日本の屋内競技場道場)である。

概要

編集

主道場のは板張り(フローリング)のものが多く、柔道等の場合はを敷き詰めて使用する。床の形状は長方形正方形から八角形もある。一つの建物内に複数の武道室があり[1] 「総合武道場」と称している施設もある[1]柔道に用いられる柔道場、剣道に用いられる剣道場、弓道に用いられる射場などが設けられる。

また、日本武道館や都道府県立の武道館は国体インターハイといった全国規模の会場の一つとして造られ、天井が高く収容人数も2000人以上であることから、各種室内競技に加えイベント会場やコンサートホールとしても使用されるものもある。施設によって用途は様々であるが、実態は多目的ホールとなっており、体育館の一種にも数えられている。

第二次世界大戦以前は、剣道や柔道等、武道の稽古や試合は一般的に学校講堂、町の道場などで行われていたが、戦後始まった国民体育大会1964年(昭和39年)の東京オリンピックに合わせ日本武道館柔道剣道競技の会場として造られた頃から、教育施設として全国各地に造られた大型道場の多くが「武道館」と名付けられ、普及していったとものと思われる。

主な武道館

編集

脚注

編集
  1. ^ a b 『現代体育・スポーツ体系(12)体育・スポーツ施設』 講談社 p.195 1984年

関連項目

編集