初代歌川豊国の門人、歌川の画姓を称し一年斎と号す。文政11年(1828年)建立の豊国先生瘞筆之碑に「国為」の名がある。『浮世絵師伝』によれば千駄ヶ谷に住んだという。作画期は文政の頃とされ、作に「芸妓立姿図」(紙本着色)が知られる。
- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり[1]。
- 『肉筆浮世絵の華 歌川派の全貌展』 大塚巧芸社・東京新聞、1980年 ※展覧会目録
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※115頁