欧州国家憲兵隊
欧州国家憲兵隊(おうしゅうこっかけんぺいたい、European Gendarmerie Force, EGF)は、欧州連合加盟国による国際部隊。各国の国家憲兵隊の連合組織であり、紛争地域等における治安維持、民間人の保護、組織犯罪への対応等を行うことを目的としている。2004年にオランダで設立が宣言された。実働開始は2006年7月20日。
欧州国家憲兵隊 | |
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EGF記章 | |
創設 | 2004年9月17日 |
国籍 | フランス・スペイン・ポルトガル・イタリア・オランダ・ルーマニア |
軍種 | 国家憲兵 |
モットー | lex paciferat(羅:法による平和) |
本部はイタリアのヴィチェンツァにあり、発足当初の参加国はフランス(ジャンダルムリ)、スペイン(グアルディア・シビル)、ポルトガル(共和国国家警備隊)、イタリア(カラビニエリ)、オランダ(王立保安隊)の5ヶ国である。2009年3月にルーマニア(国家憲兵隊)、2011年にはポーランド(憲兵隊)も正式参加した。この他、リトアニアがパートナー、トルコ(ジャンダルマ)がオブザーバーとなっている。必要に応じ30日以内に800名から900名の部隊を派遣することができるようになっており、2,000名規模の増援も可能となっている。
2007年、欧州連合部隊とともにボスニア・ヘルツェゴビナに投入されたのを皮切りに、2009年には国際治安支援部隊の一部としてアフガニスタンに派遣、2010年には国際連合ハイチ安定化ミッションにも送られている[1]。
関連項目
編集脚注
編集- ^ EUROGENDFOR. “What is EUROGENDFOR”. 2017年6月22日閲覧。