次郎長三国志 (1991年のテレビドラマ)
『次郎長三国志』(じろちょうさんごくし)は1991年(平成3年)1月2日にテレビ東京で放送された12時間超ワイドドラマ(のちの新春ワイド時代劇)である。全六部。
主演:高橋英樹、12時間超ワイドドラマ第11作。
概要
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- 第一部 「次郎長売り出す」
- 第二部 「東海道 富士川の決戦」
- 第三部 「大暴れ!次郎長一家」
- 第四部 「恋女房お蝶の仇討ち」
- 第五部 「森の石松 金毘羅代参」
- 第六部 「血煙り荒神山」
高橋英樹は先に当作と同じ原作の1988年『次郎長三国志/東海道の暴れん坊』(テレビ朝日系/後にVHS版発売)[1]で主演して次郎長役を経験しており、彼の2回目となる次郎長の演技が好評を博したことなどで、平均約15.6%の好視聴率を記録した(後の『新春ワイド時代劇』時代を含めた同シリーズ最高平均視聴率)。
各部オープニングに流れる主要出演者表で、主演格と大物敵役、客演格は個々のカラー映像が挿入されて目立つ仕掛けがあり、正月のお祭り気分を盛り上げていた。もちろん次郎長は全6部で最初にカラー映像での登場となった他、ヒロイン格のお蝶、お仲もカラー映像で、この2人は物語の進行に合わせて2枚ずつ映像が準備されている。勝蔵も敵役として、物語後半になると2つ目のカラー映像で登場するなど、大物の待遇であった。
同原作7作目のテレビドラマ版となる。
スタッフ
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キャスト
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- 清水次郎長:高橋英樹
- お蝶:黒木瞳
- 大政:瑳川哲朗
- 森の石松:梨本謙次郎
- 桶屋の鬼吉:阿藤海
- 小政:渡辺裕之
- 関東綱五郎:宅麻伸
- 追分三五郎:堤大二郎
- 法印大五郎:頭師孝雄
- 増川仙右衛門:鷲生功
- 相撲常:松田勝
- 吉良の仁吉:村上弘明
- お米:三田寛子
- 江尻の大熊:龍虎
- お千:森口瑤子
- おりは:芦川よしみ
- 武居の安五郎(吃安):八名信夫(特別出演)
- さんまの政五郎:堀田真三
- 甲斐代官:中田博久
- 役人:唐沢民賢
- 牢名主:小島三児
- 権次:大竹修造
- 権三:勝野賢三
- 保下田の久六:安岡力也
- 巾下の長兵衛:樋浦勉
- 寺津の間之助:深江章喜
- 日柳燕石:中尾彬
- 大場の久八:長谷川弘
- 大前田の英五郎:五味龍太郎
- 赤鬼の金平:岩尾正隆
- 石松の妹・お咲:守谷佳央理
- お島:水島かおり
- 小松村の七五郎:津村鷹志
- その妻・お園:池波志乃
- 国枝の親分:佐竹明夫
- 浅太郎:山内としお
- 都田吉兵衛:山本清
- 都田常吉:草薙良一
- 都田梅太郎:甲斐道夫
- 江戸っ子(舟客):せんだみつお
- 舟客たち:ダチョウ倶楽部
- 神戸の長吉:趙方豪
- 穴太徳次郎:遠藤征慈
- 大岩:大前均
- 三好屋勘兵衛:土屋嘉男
- 松岡万:近藤正臣
- 山岡鉄舟:藤田まこと(特別出演)
- 投げ節お仲(二代目お蝶):富司純子
- 黒駒の勝蔵:山城新伍
エピソード
編集上記の通りオープニングの出演者紹介では一部カラー映像の挿入があったが、最終第6部では前半が次郎長と吉良の仁吉の物語、そして後半では明治維新の時代となり、勝蔵との決着も6部後半に縺れ込み、次郎長と新政府側の山岡たちの交流も描かれるため、次郎長、仁吉、お米(仁吉の妻)、勝蔵、山岡、松岡、二代目お蝶と、カラー映像が増えており、一気に画面が華やいで、正月大作らしい豪華出演陣が賑やかにアピールされた(キャストについては上記参照)。
本作で仁吉を演じた村上弘明は、本シリーズ1989年作品『大忠臣蔵』(松竹制作)で山吉新八郎、同90年作品『宮本武蔵』(東映制作)で準主役・佐々木小次郎をそれぞれ演じており、制作会社も異なる中、主要出演者で唯一の3年連続出演を果たしている。
放送後
編集再放送・ソフト発売
編集全13回シリーズに分割・再編集された形で再放送されている。
再放送の機会も比較的多く、テレビ東京系はもとより、兵庫県のサンテレビジョンでも放映履歴があり、下記のDVD版発売後も、2013年5月~6月にかけBSジャパン(現在のBSテレビ東京)で放映、CS時代劇専門チャンネルでも度々再放送があり、上記2000年版と同月にそれぞれ放映されることもある。
初回放送終了後、同年5月からVHS版(全6巻)の販売・レンタルを開始、2013年3月にはDVD-BOX(全4枚)がビクターエンタテインメントから発売された(DVD版は全13回再編集版を収録[3]。単巻での販売・レンタルはなし)。
脚注
編集関連項目
編集テレビ東京 12時間超ワイドドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
宮本武蔵
(1990年) |
次郎長三国志
(1991年) |
天下の副将軍水戸光圀 徳川御三家の激闘
(1992年) |