櫻井良樹
櫻井 良樹(さくらい りょうじゅ、1957年 - )は、日本の歴史学者。学位は、博士(史学)(論文博士・1996年)。麗澤大学教授。
略歴
編集千葉県出身。1981年上智大学文学部史学科卒業。1988年同大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1996年「立憲同志会の成立 -大正政治史の出発」で博士(史学)の学位を取得。麗澤大学助教授、教授。専門は日本近代政治史・近代都市史。
著書
編集単著
編集- 『大正政治史の出発――立憲同志会の成立とその周辺』(山川出版社, 1997年)
- 『宮本武蔵の読まれ方』(吉川弘文館「歴史文化ライブラリー」, 2003年)
- 『帝都東京の近代政治史――市政運営と地域政治』(日本経済評論社, 2003年)
- 『辛亥革命と日本政治の変動』(岩波書店, 2009年)
- 『加藤高明 主義主張を枉ぐるな』(ミネルヴァ書房〈ミネルヴァ日本評伝選〉, 2013年)
- 『華北駐屯日本軍 義和団から盧溝橋への道』(岩波書店「岩波現代全書」, 2015年)
- 『国際化時代「大正日本」 日本近代の歴史4』(吉川弘文館, 2016年)
共著
編集編著
編集- 『地域政治と近代日本―関東各府県における歴史的展開』(日本経済評論社, 1998年)
- 『幕末・明治の茶業と日米交流』(日本経済評論社, 2020年)
共編著
編集論文
編集- 明治末期における電灯業政策の政治的背景--東京市内電灯業を題材として 日本史研究 (282), p36-60, 1986-02
- 東京市街電車の市有化をめぐる政治過程 : 桂園時代の一側面 In the post Russo-Japanese War period, streetcars in the city of Tokyo became a political issue with respect to fare increases and municipalization. The streetcars were a necessity for the city's resi … 史學雜誌 95(7), 1197-1220, 1283-1281, 1986-07-20
- 「犬養毅」時任英人 桜井 良樹 季刊国際政治 (99), p197-201, 1992-03
- 「[小路田 泰直]著『日本近代都市史研究序説』」, 柏書房, 一九九一・一刊, A5, 三一九頁, 三八〇〇円 史學雜誌 101(6), 1179-1186, 1992-06-20
- 「日韓合邦建議と日本政府の対応」 麗沢大学紀要 (55), p292-267, 1992-12
- 「社会政策と桂新党 : 明治末年における蔵原惟郭の政治軌跡を中心にして」 麗澤学際ジャーナル 1(2), 41-54, 1993
- 「明治政治から大正政治へ : 桂太郎による立憲同志会の創設」 麗澤学際ジャーナル 2(2), 33-51, 1994
- 「立憲同志会の創設と辛亥革命後の対中政策 At the time the third Katsura Cabinet was established, no one expected it to collapse within a period of only two months. One of the direct reasons for its collapse was Katsura's unconventional approa … 」 史學雜誌 103(2), 151-187, 316-315, 1994-02-20
- 「陸軍大学校教頭時代の井口省吾「教頭業務日誌」 : 日清戦後における陸大教育」 麗澤学際ジャーナル 3(1), 113-142, 1995
- 「日露戦後における非政友勢力の政界再編論」 麗澤学際ジャーナル 3(2), 21-55, 1995
- 「外交問題から見た立憲同志会の党内抗争--第1次山本内閣期を中心にして」 日本歴史 (564), p69-85, 1995-05
- 「故広池千英氏の旧蔵にかかる社会・労働問題関係資料について : 整理作業報告」 麗澤学際ジャーナル 4(1), 41-100, 1996
刊行史料
編集脚注
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