橘家圓蔵

日本の落語家の名跡

橘家 圓蔵(たちばなや えんぞう)は、落語家名跡。八代目が2015年に死去し、空き名跡となった。

三ツ組橘は、橘家圓蔵の定紋である。

かつての屋号は「立花屋」であった。初代圓蔵が後に二代目三遊亭圓生を襲名したため、以後しばらくの間「橘家」は三遊亭の分家的な家号になる。

圓蔵の名は「橘家」の止め名にあたり、三遊亭圓生を襲名する落語家が名乗ることも少なくなく、上記の経緯もあって六代目圓蔵までは三遊派の落語家によって受け継がれてきたが、六代目圓蔵が六代目三遊亭圓生襲名後しばらく空席だった時に、八代目桂文楽と圓生の相談により、文楽の弟子である四代目月の家圓鏡が七代目圓蔵を襲名することになり、名跡の系統が三遊派から離れ、現在に至っている。