橘 右樂(たちばな うらく、筆名、1946年[1] - )は橘流寄席文字書家、寄席資料研究家。男性。

経歴

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東京都葛飾出身[1]。1975年橘右近に入門、1977年寄席文字伝承者として「橘右樂」の名前を許される。寄席文字の普及と継承に務めながら[2]、江戸期から現在に至る東京の寄席とその周辺情報の調査研究を1993年ごろから[1][3]ライフワークにしている。落語協会百周年(2024年)の際には、大正13年(1924年)2月25日に上野精養軒で落語協会発会式が行われたという27日付の都新聞の記事を国立国会図書館で発見、発足記念日の根拠となった[4][5]

主な仕事

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  • 地域寄席・落語会のめくり・題字などの筆耕多数

弟子

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脚注

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  1. ^ a b c 取材・文=高野ひろし; 撮影=オカダタカオ (2023年9月). “【関東大震災から100年】震災と寄席。わが道をゆく噺家たちが「協会」を作るまで”. さんたつweb. 交通新聞社. 2024年6月18日閲覧。
  2. ^ 佐藤友美『東京人 2024年3月号「寄席文字」』都市出版、2024年3月3日、102-107頁。 
  3. ^ a b 佐藤友美 編『東京かわら版 平成31年2月号 特集「いだてん」 対談 橘右楽・岩倉暢子(美術担当)』東京かわら版、2019年1月28日、16-17頁。 
  4. ^ ライター・神野栄子「林家正蔵に聞く落語協会100年 人気師匠ら脱会騒動、人間国宝に柳家小さん師匠ら認定…みんな寄席に鍛えられた」『東京新聞』、2024年1月3日。
  5. ^ 橘右樂『東京人 2024年3月号 「「落語協会」発足前後と寄席。」』都市出版、2024年3月3日、68-75頁。 
  6. ^ 第5回の寄席シーンの客席に登場している(出演者クレジット無し)。

外部リンク

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