橋本英吉(はしもと えいきち、1898年11月1日―1978年4月20日)は、日本の作家。

経歴

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福岡県築上郡東吉富村(現在の吉富町域)生まれ。本名・白石亀吉。高等小学校卒。坑夫、印刷工などの職をへて、同郷の横光利一の指導を文学的出発をしながらも、題材としてはプロレタリア文学の作家として活動する。戦時下は農民文学で活動、のち歴史小説などを書く。1942年、第16回芥川賞の候補となるも、入選しなかった。戦後は『人間』に連載した「富士山頂」が佐伯清によって映画化された。晩年には自伝的作品『若き坑夫の像』を『文化評論』に連載した。

1978年4月20日脳梗塞のため静岡県大仁町の自宅にて死去。79歳[1]

著書

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  • 市街戦 戦旗社 1930 (日本プロレタリア作家叢書)
  • 労働市場 新鋭文学叢書 第18編 改造社 1930
  • 炭坑 ナウカ社 1935
  • 欅の芽立 三和書店 1939
  • 衣食住その他 短篇集 新農民文学叢書 第7篇 砂子屋書房 1939
  • 坑道 生活文学選集 第5巻 春陽堂 1939
  • 草上の饗宴 昭和書房 1940
  • 四季の感情 三笠書房 1940
  • 富士 甲鳥書林 1941
  • 食欲と情熱 金星堂 1941
  • 系図 大観堂 1942
  • 金づちの富士登山 国華堂日童社 1943 (少国民図書館)
  • 柿の木 非凡閣 1943
  • 筑豊炭田 長篇歴史小説 今日の問題社 1943
  • 東方の種族 翼賛出版協会 1943 (農村建設文学叢書)
  • 忠義 新太陽社 1943
  • 小鳥峠 非凡閣 1944
  • 棺と赤旗 新興出版社 1946 (新日本名作叢書)
  • 賭ける女 新太陽社 1946
  • 星の夜の広場にて 改造社 1948
  • マルクスの微笑 長篇小説 河出書房 1948
  • 富士山頂 鎌倉文庫 1948
  • 若き坑夫の像 新日本出版社 1976
  • 棺と赤旗・欅の芽立 1977.6 (新日本文庫

脚注

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  1. ^ 訃報欄 橋本英吉(本名、白石亀吉=しらいしかめきち、作家)『朝日新聞』1978年(昭和53年)4月21日夕刊、3版、11面

参考

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  • 新潮日本人名辞典