横浜美術大学
横浜市の私立大学
横浜美術大学(よこはまびじゅつだいがく、英語: Yokohama University of Art and Design)は、神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1204に本部を置く日本の私立大学。1966年創立、2009年大学設置。大学の略称は横浜美大。
横浜美術大学 | |
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大学設置 | 2009年 |
創立 | 1966年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人トキワ松学園 |
本部所在地 |
神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1204 北緯35度33分26.1秒 東経139度29分50.9秒 / 北緯35.557250度 東経139.497472度座標: 北緯35度33分26.1秒 東経139度29分50.9秒 / 北緯35.557250度 東経139.497472度 |
キャンパス | 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1204 |
学部 | 美術学部 |
研究科 | なし |
ウェブサイト | https://www.yokohama-art.ac.jp/ |
概観
編集大学全体
編集開学当初より美術系の学科のみの単科短大だった。2009年(平成21年)度で短期大学の募集を停止。2010年(平成22年)4月、4年制大学「横浜美術大学」に改組、1年次と3年次同時開学となった。(2年次と専攻科2年次には短期大学学生が在籍)
建学の精神(校訓・理念・学是)
編集- 人間の創造活動の根源を培う美術教育こそ本来の教育の姿である。
教育および研究
編集- 横浜美術大学は美術学部 美術・デザイン学科の単科大学。1年次はA系(絵画・彫刻)、C系(クラフトデザイン)、V系(ビジュアルデザイン)の3つの系で基礎を学び広く可能性を探り、2年次からは絵画・彫刻・クラフト・プロダクトデザイン・テキスタイルデザイン・ビジュアルコミュニケーションデザイン・映像メディアデザイン・アニメーション、イラストレーションの9コースから選択し高度な表現技術の修得をめざす。3年次からは修復保存コースの選択も可能。
学風および特色
編集沿革
編集基礎データ
編集所在地
編集- 本部キャンパス(神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1204)
交通アクセス
編集※ 大学前に「横浜美術大学」バス停があるが、2024年4月1日のダイヤ改正より青61系統は通過するようになった。
象徴
編集- 横浜美術短期大学の初代マスコットキャラクターは「ハマビィ」と呼ばれ、学生によりデザインされた。
- 現在は「ハマウス」という大学シンボルマークを元にしたネズミのキャラクターが採用されている。
教育および研究
編集組織
編集学部・学科・コース
編集- 美術学部・美術・デザイン学科(2016年美術学科から学科名称変更)
同窓会
編集- クローバー(横浜美術大学)
- ベル会(トキワ松学園女子短期大学、横浜美術短期大学)
- 2017年2つの学友会は(同窓会クローバー・ベル会)として一つの団体になった。
取得資格について
編集- 「教職課程」を開設している。中学校教諭・高等学校教諭一種免許状(美術)が取得できる。
- ウェブデザイン実務士
- 「ウェブデザイン実務士資格課程科目」を修得、資格申請・取得できる。
学生生活
編集クラブ・サークル活動
大学関係者と組織
編集大学関係者一覧
編集- 浅川正樹:教授 デジタルフォトアーティスト
- 加藤良次:教授 JTC(日本テキスタイルカウンシル)理事
- 北澤茂夫:教授 日本美術教育連合・美術科教育学会会員
- 三橋純 :教授 写真家、JASIAS・JSAHP・SPSTJ会員
- 宮崎詞美:教授 博士(美術)、絵本学会委員、日本国際児童図書評議会(JBBY)会員
客員教授
- 中谷日出:映像アートディレクター、NHK解説委員
- 深堀隆介:美術作家
- 増田セバスチャン:アーティスト
- 隈研吾:建築家、東京大学教授、博士(学術)
- 南條史生:森美術館館長
- 吉岡幸雄:染色史家
- IKKO:美容家
- 石坂浩二:俳優、作家
- 佐野みどり:学習院大学教授、博士(文学)
- しりあがり寿:漫画家
- 坊城俊成:建築史家、千葉科学大学教授、博士(工学)
- 松本猛:美術・絵本評論家、作家
- 福田淳:ブランドコンサルタント
卒業生
施設
編集キャンパス
編集- キャンパス内に草木と芝生の緑が美しいグランド(非常時には貯水槽として機能)が広がり、学生達の交流と憩い、スケッチの場となっている。
- 画材店「地球堂」
- コンビニエンスストア(シダックス)
- 学生食堂(シダックス)
対外関係
編集- 横浜市青葉区連携協力協定締結 横浜青葉区内六大学
系列校
編集不祥事
編集- 横浜美術短期大学(現・横浜美術大学)の元総務課長の男性は、同学の4年制大学への移行に向けて文部科学省との折衝担当となったが、認可直前の2009年(平成21年)9月から、上司らによるパワハラ・退職強要等の嫌がらせを受けうつ病を発症した。2011年(平成23年)に横浜北労働基準監督署は男性への上司らのよるパワハラ・退職強要とうつ病発症の因果関係を認め労災認定した[1]。男性は労災とは別に上司3人と、同学を運営する学校法人トキワ松学園に対し損害賠償を求める訴訟を横浜地裁に起こしていたが、2013年(平成25年)5月東京高裁で学園側が和解金を支払い、再発防止義務を負うことで最終的に和解が成立した[2]。
脚注
編集参考文献
編集- 『全国学校総覧』