樋口 勝彦(ひぐち かつひこ、1904年4月24日 - 1964年3月19日)は、日本の文学者ラテン文学専攻。

人物

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長野県南安曇郡豊科町(現安曇野市)出身。1921年旧制松本中学(長野県松本深志高等学校)卒業、慶應義塾大学予科入学、1931年同大学文学部卒業。1949年慶応義塾大学教授。東京教育大学東京大学大学院の講師を兼任。1959年ギリシア、イタリアに派遣されるが、病気のため同年に帰国。1964年に死去。オウィディウス『アルス・アマトリア』の訳者。日本西洋古典学会委員。

著書

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  • ローマ風俗考 食事・朗読 慶応出版社 1949 日吉論叢
  • ラテン文學 慶應義塾大學通信教育部編 慶應通信教育圖書 1950
  • 詳解ラテン文法 藤井昇共著 研究社出版 1963

翻訳

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  • オイデイウス愛の技術(アルス・アマートーリア) プーブリウス・オウイデウス・ナーソー 養徳社、1948
  • 幸福への道 セネカ 養徳社 1948 養徳叢書 外国篇
  • 幸福なる生活について 他一篇 セネカ 1952 岩波文庫
  • ほら吹き軍人(プラウトウス) アエネーイス(ウェルギリウス 藤井昇共訳) 世界文学全集 河出書房 1956
  • 捕虜 プラウトゥス 世界文学大系 第2 (ギリシア・ローマ古典劇集) 筑摩書房 1959
  • 物の本質について ルクレーティウス 1961 岩波文庫
  • むなしきは人の願い 人の表人の裏(抄)(ユウェナーリス) 世界人生論全集 第2 筑摩書房 1963

参考

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  • 樋口勝彦年譜・著作年表「芸文研究」1964-09
  • 「20世紀日本人名事典」2004年 日外アソシエーツ