楽法寺
日本の茨城県桜川市にある仏教寺院
楽法寺(らくほうじ)は、茨城県桜川市本木にある真言宗豊山派の寺院。山号は雨引山[1]。雨引山中腹に位置しており雨引観音とも称される[1]。本尊は観世音菩薩(寺伝 延命観世音菩薩)。坂東三十三観音第24番札所[1]、東国花の寺百ヶ寺茨城6番札所である。
楽法寺 | |
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観音堂(本堂) | |
所在地 | 茨城県桜川市本木1 |
位置 | 北緯36度19分51秒 東経140度7分15秒 / 北緯36.33083度 東経140.12083度座標: 北緯36度19分51秒 東経140度7分15秒 / 北緯36.33083度 東経140.12083度 |
山号 | 雨引山 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
本尊 | 観世音菩薩(寺伝 延命観世音菩薩) |
創建年 | 伝・587年(用明天皇2年) |
開基 | 伝・法輪独守 |
正式名 | 雨引山樂法寺 |
別称 | 雨引観音 |
札所等 |
坂東三十三観音 第24番 関東八十八箇所 特別霊場 東国花の寺百ヶ寺 茨城6番 |
文化財 |
木造観世音菩薩立像(国の重要文化財) 本堂・仁王門・絹本著色十一面観音画像ほか(茨城県有形文化財) |
法人番号 | 4050005010069 |
本尊真言:おん あろりきゃ そわか
ご詠歌:へだてなき誓をたれも仰ぐべし 佛の道に雨引の寺
沿革
編集寺伝によれば、587年(用明天皇2年)、中国(梁)出身の法輪独守居士によって創建されたという。山号寺名は旱魃時の雨乞いに霊験があったとして嵯峨天皇から勅命により賜ったとされる。1254年(建長6年)宗尊親王により再興され、さらに建武年間(1334 - 1338年)、足利尊氏により再興されたという[2]。
文化財
編集重要文化財(国指定)
編集- 木造観世音菩薩立像 - 寺伝延命観音。平安時代前期。八臂(8本の手)を有する、図像的に特異な観音像である。秘仏で、4月第一日曜に開扉される。2014年には1月1日〜12月31日の1年間、午年特別開帳が行われる。
- 附:木造観世音菩薩立像(前立ち尊)
茨城県指定有形文化財
編集- 本堂
- 仁王門
- 東照山王社殿(附棟札2枚)
- 多宝塔(附棟札1枚)
- 絹本著色 愛染明王画像(絵画)
- 絹本著色 弁財天画像(絵画)
- 絹本著色 十一面観音画像(絵画)
- 木造 不動明王立像(彫刻)
- 五鈷杵(工芸品)
- 大般若経(書跡)
その他
編集- 薬医門(旧真壁城から移築)
所在地・交通
編集- 所在地
- 交通
前後の札所
編集脚注
編集- ^ a b c 関東ふれあいの道 御嶽山から坂東24番札所へのみち 茨城県(2024年10月22日閲覧)
- ^ 『日本歴史地名大系 茨城県の地名』(平凡社、1982)、p.494