楠宏
楠 宏(くすのき こう、1921年11月18日 - 2021年2月10日 )は、日本の地球物理学者・地理学者・地球科学者である。専門は、雪氷学、両極地方の地誌。北海道釧路市出身。楠木正成の子孫にあたるという[1]。父親は旧制一高東寮寮歌「嗚呼玉杯」「緑もぞ濃き」の作曲者楠正一(一高を中退後、石狩支庁農林技手。1945年没)。
楠 宏 (くすのき こう) | |
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生誕 |
1921年11月18日 日本 北海道釧路市 |
死没 | 99歳没 |
研究分野 | 雪氷学、地誌学 |
研究機関 |
北海道大学 国立科学博物館 国立極地研究所 |
出身校 | 北海道帝国大学 |
主な業績 |
3次にわたり南極観測隊長に就任 第10次と第18次の南極越冬隊長に就任 百科事典における両極地方の地理に関する項目の執筆 |
プロジェクト:人物伝 |
略歴
編集- 1944年:北海道帝国大学理学部物理学科を卒業。
- 1948年:北大助教授となる。
- 1962年:北海道大学理学博士 (学位論文「北氷洋特にビューフォート海の海洋学的研究」)。
- 1956年9月:第1次南極観測隊員に選ばれる。
- 1966年:アメリカ合衆国国務省の招待でバード基地及び南極点を視察。第8次南極観測副隊長。
- 1968年:第10次南極観測隊長に就任。
- 1969年2月:第10次南極越冬隊長に就任。
- 1972年:第14次南極観測隊長に就任。帰国後、国立科学博物館極地研究部資料部長に就任。
- 1973年:国立極地研究所研究主幹に就任。
- 1976年:第18次南極観測隊長に就任。
- 1977年2月:第18次南極越冬隊長に就任。
- 国立極地研究所名誉教授。