梶原神社(かじわらじんじゃ)は、宮城県気仙沼市唐桑町高石浜にある神社。御祭神は源頼朝公、梶原景時公、梶原景季公。景時の兄である梶原景実(専光房良暹)が創建した。

梶原神社
梶原神社拝殿
所在地 宮城県気仙沼市唐桑町高石浜126
主祭神 源頼朝公、梶原景時公、梶原景季
創建 1217年建保5年)
テンプレートを表示

祭神

編集

源頼朝公、梶原景時公、梶原景季公の三柱を祀る。

歴史

編集

建保5年(1217年)、 鶴岡八幡宮の臨時別当であった梶原景実(専光房良暹)は、源頼朝の死去、それを追うかのような梶原一族の没落、また和田氏畠山氏が滅んで行くのを見て、世を憂い鎌倉を離れ、蝦夷千島を目指して下り、藤原高衡(本吉四郎高衡)ゆかりの地である石浜(気仙沼市唐桑町)にたどり着いた。家の脇に社を建て、源頼朝、梶原景時梶原景季の御影を安置し、一族の冥福を祈り梶原神社を建立した。専光房は源頼朝の宗教的精神的な師であった。専光房はその後、早馬神社を創建し、以来、連綿と梶原氏直系子孫が宮司を務めている。

交通アクセス

編集

JR八幡大橋駅からバスで高石浜停留所下車、徒歩5分

参考文献

編集
  • 田辺希文 著「本吉郡」、鈴木省三 (郷土史家) 編『封内風土記 巻之十四』仙台叢書出版協会〈仙台叢書封内風土記 三〉、1893年(原著1772年)。 NCID BN11172717NDLJP:763473 
  • 保田光則『新撰陸奥風土記』歴史図書社、1980年(原著1860年)。 NCID BN01896845NDLJP:9570404 
  • 佐久間洞巖『奥羽観蹟聞老志 巻之九 気仙郡』宮城県、1883年。 NCID BA55683008NDLJP:993129 
  • 伊勢斉助『奥羽観蹟聞老志 補修篇 巻之九 本吉郡』仙台叢書刊行会〈仙台叢書 第十六巻〉、1929年。 NCID BN06896627 
  • 梶原等『梶原景時:知られざる鎌倉本体の武士』新人物往来社、2004年。ISBN 4404031874 

外部リンク

編集