桜井 正寅(さくらい まさとら、1914年12月17日[1] - 1969年2月28日)は、日本のドイツ文学者東京教育大学教授[2]

略歴・人物

編集

静岡県出身。旧制静岡県立静岡中学校、旧制静岡高等学校文科乙類を経て[3]東京帝国大学文学部独文科卒業。東京教育大学助教授、教授。学生による筑波移転反対闘争の際、機動隊導入の日の深夜に帰宅後、心筋梗塞の発作で急死した。

翻訳

編集
  • 零八/一五. 第1 ハンス・キルスト 桜井和市共訳 三笠書房 1955.
  • 青い潮 生と死を支配するもの カール・ツクマイアー 南江堂 1957.
  • 命ある限り 訳註 南江堂 1957.10. 独和対訳シナリオシリーズ
  • 枯葉 訳註 南江堂 1957.5 独和対訳シナリオシリーズ
  • 汽車は遅れなかつた ハインリヒ・ベル 三笠書房 1957.
  • 朝な夕なに 訳註 南江堂 1958.9. 独和対訳シナリオシリーズ
  • 鮫と小魚 ヴォルフガング・オット 角川書店 1958.
  • 野ばら フランケン 三笠書房 1958.
  • わたしの可愛い人 G. V. ヴァツサリ 1958. 角川小説新書
  • 大人になりたい フオン・ツエトー 秋元書房 1959.
  • 情婦ローズマリー エーリヒ・クービー 三笠書房 1959.
  • 青春のたわむれ ヨハネス・アレン 秋元書房 1959.
  • セクシーガール 訳註 南江堂 1959.8. 独和対訳シナリオシリーズ
  • めざめ 訳註 南江堂 1959.5. 独和対訳シナリオシリーズ
  • 橋 マンフレート・グレゴール 中村耕平共訳 南江堂 1960.
  • 金星応答なし スタニスワフ・レム 早川書房 1961.
  • 三色すみれ 訳註 南江堂 1961.12. 独和対訳シナリオシリーズ
  • 非情の町 マンフレート・グレゴール 中村耕平共訳 南江堂 1961.
  • 目にみえぬ旗 ある従軍外科医の記録 ペーター・バム 南江堂 1961.
  • 将軍たちの夜 ハンス・ヘルムート・キルスト 早川書房 1965.
  • エーデルワイス ツェトー 三笠書房 1966.
  • ゲーテ ペーター・ベールナー 理想社 1967. ロ・ロ・ロ・モノグラフィー叢書
  • タウリスのノフィゲーニェ 世界文学全集. 第3 (ゲーテ) 講談社, 1968.

脚注

編集
  1. ^ 桜井 正寅 - Webcat Plus”. webcatplus.nii.ac.jp. 2023年4月10日閲覧。
  2. ^ 東京教育大学教授陣の消息(50音順)
  3. ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 60頁。

参考

編集