栗駒テレビ中継局(くりこまてれびちゅうけいきょく)は、宮城県栗原市の旧鶯沢町(うぐいすざわちょう)地域にあるテレビ中継局

栗原市鶯沢にある栗駒テレビ中継局(デジタル完全移行前)。向かって左側が東北放送・NHK・仙台放送共用の地上アナログ放送アンテナ群、右側が地上デジタル放送全放送局共用のアンテナ群。地上アナログ放送の東日本放送と宮城テレビ放送の中継局は近傍にそれぞれ別置されていた。
栗駒テレビ中継局 アナログ設備撤去風景(宮城テレビ放送アンテナ撤去中)
栗駒テレビ中継局 アナログ設備撤去風景(アンテナ撤去後)

中継局概要

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デジタルテレビ放送

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ID 放送局名 チャンネル
番号
空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用
開始日
1 TBC
東北放送
22 30W 115W 水平偏波 宮城県 約1万7100世帯 2008年
8月1日[1]
2 NHK
仙台教育
30 全国
3 NHK
仙台総合
26 宮城県
4 MMT
宮城テレビ放送
18
5 KHB
東日本放送
20
8 OX
仙台放送
16
  • 所在地: 栗原市鶯沢(細倉)[2]
  • 放送区域: 栗原市及び登米市の各一部[2]
  • 2008年6月26日に予備免許が交付され[3]、7月1日に試験電波を発射。7月29日に本免許が交付され[1]8月1日に本放送を開始した[1]

アナログテレビ放送

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チャンネル
番号
放送局名 空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
2 NHK
仙台教育
映像100W/
音声25W
映像145W/
音声36W
水平偏波 全国 - 1967年
10月1日[4][5]
4 NHK
仙台総合
映像140W/
音声35W
宮城県
8 OX
仙台放送
映像175W/
音声44W
10 TBC
東北放送
映像130W/
音声32W
36 MMT
宮城テレビ放送
映像300W/
音声75W
映像1.5kW/
音声370W
1971年
10月1日[6]
38 KHB
東日本放送
映像1.45kW/
音声370W
1975年
10月1日[注 1]
  • 所在地: デジタルテレビ放送に同じ
  • 2011年7月24日にすべて廃止される予定だったが、東日本大震災の影響により、2012年3月31日に延期された。
  • 2013年8月よりアナログ設備の撤去工事が始まった。アナログアンテナ群は2013年8月22日に全て撤去された。

脚注

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注釈

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  1. ^ 東日本放送の本放送開始日。サービス放送としては1975年9月18日から運用開始[7]

出典

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  1. ^ a b c 宮城県の免許情報(総務省東北総合通信局)
  2. ^ a b 栗駒中継局(地上デジタルテレビ放送)のエリア(報道資料2008年6月26日) (PDF) (総務省東北総合通信局)
  3. ^ 地上デジタルテレビジョン放送局(中継局)に予備免許-東北地域の地上デジタルテレビジョン放送の視聴エリアが拡大します(報道資料2008年6月26日)(総務省東北総合通信局)
  4. ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室『NHK年鑑'68』日本放送出版協会、1968年、232頁。 
  5. ^ 日本民間放送連盟(編)『日本放送年鑑'68』岩崎放送出版社、1969年、55頁。 
  6. ^ 日本民間放送連盟(編)『日本放送年鑑'72』テレビ企画、1972年、27頁。 
  7. ^ 日本民間放送連盟(編)『日本放送年鑑'76』巴出版社、1976年、24頁。 

関連項目

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