柏徳

大日本帝国陸軍軍人

柏 徳(かしわ とく、1887年明治20年)12月6日[1] - 1962年昭和37年)11月18日[1])は、大日本帝国陸軍軍人。最終階級は陸軍中将

柏 徳
生誕 1887年12月6日
日本の旗 日本 茨城県
死没 (1962-11-18) 1962年11月18日(74歳没)
所属組織  大日本帝国陸軍
軍歴 1911年 - 1945年
最終階級 陸軍中将
テンプレートを表示

経歴・人物

編集

茨城県出身[1][2]1911年(明治44年)5月に陸軍士官学校第23期卒業、同年12月に陸軍歩兵少尉に任官[2][3][4]

1937年(昭和12年)11月に陸軍歩兵大佐に進級し、翌年の1938年(昭和13年)7月に歩兵第30連隊長に任官[2]

ついで、1940年(昭和15年)12月に陸軍少将・第9独立守備隊長、1942年(昭和17年)3月に関東軍司令部附、同年8月に第53師団兵務部長を経て、1943年(昭和18年)8月に第5歩兵団長(南方軍第19軍第5師団)に補任[1][2][3]インドネシアの守備に任じた[3]

その後、1944年(昭和19年)5月に第2方面軍司令部附、1945年(昭和20年)3月には陸軍中将に進級し、中部軍管区司令部附となり、同年7月に第316師団長(第1総軍第53軍)に着任[2][3]本土決戦に備え、伊勢原に防衛陣地を構築中に終戦を迎えた[3]

1947年(昭和22年)11月28日、公職追放仮指定を受けた[5]

栄典

編集
勲章

脚注

編集
  1. ^ a b c d 福川 2001, 206頁.
  2. ^ a b c d e 外山 1981, 297頁.
  3. ^ a b c d e 福川 2001, 207頁.
  4. ^ 外山 1981, 289頁.
  5. ^ 総理庁官房監査課編『公職追放に関する覚書該当者名簿』日比谷政経会、1949年、「昭和二十二年十一月二十八日 仮指定者」53頁。
  6. ^ 『官報』第4456号「叙任及辞令」1941年11月14日。

参考文献

編集
  • 福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738 
  • 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026