林昌寺(りんしょうじ)は岐阜県瑞浪市陶町大川にある臨済宗妙心寺派の聖澤門派の寺院。山号は臥龍山。

林昌寺
所在地 岐阜県瑞浪市陶町大川
位置 北緯35度18分15.15秒 東経137度17分14.67秒 / 北緯35.3042083度 東経137.2874083度 / 35.3042083; 137.2874083座標: 北緯35度18分15.15秒 東経137度17分14.67秒 / 北緯35.3042083度 東経137.2874083度 / 35.3042083; 137.2874083
山号 臥龍山
宗派 臨済宗妙心寺派(聖澤門派)
本尊 釈迦如来
創建年 延徳2年(1490年)
開山 東陽英朝
中興年 宝永元年(1704年)
中興 大春
札所等 美濃瑞浪三十三観音霊場十六番
恵那新四国八十八所霊場二番
法人番号 5200005008625
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歴史

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延徳2年(1490年)土岐持頼の子で、臨済宗聖澤門派の祖となった東陽英朝が開山した寺と伝わる。

東陽英朝は、林昌寺を開山した後は、岐阜市の定慧寺を開山し、各務原市の少林寺を中興した。

永正元年(1504年)、少林寺にて遷化したため少林寺に塔所があるが、

林昌寺の境内墓地内には、永正元年(1504年)建立の開山塔(無縫塔)がある。

宝永元年(1704年)、大春によって中興された。

寺への入ロの辻には、享保17年(1732年)作の三界萬霊塔や、寛延2年(1749年)の四国霊場巡拝記念碑などがある。

安政年間(1855年~1860年)に堂宇が焼失したため、現在の堂宇は文久元年(1861年)の再建である。

美濃瑞浪三十三観音霊場十六番の他に、恵那新四国八十八箇所霊場二番の札所ともなっているが、その理由は、昭和29年(1954年)に瑞浪市が発足する以前、この地は恵那郡に属していたからである。

境内

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観音堂

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弘化4年(1848年)建立の観音堂には、宝暦13年(1763年)に建立の庚申堂棟札や、明治41年(1908年)に催された句会の際に詠まれた36首の俳句の額が掲げられている。

三界万霊塔

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林昌寺辻の三界万霊塔[1]は笠塔婆型で「享保十七[2]壬子歳四月 施主大川村住 吉川傳兵衛」とあり、西国巡礼連中による聖観音像や地蔵尊石像と共に並んでいる。

西国霊場順礼碑

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寛延2年(1749年)造立の観音像である。

関連リンク

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参考文献

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  • 『瑞浪市史 歴史編』 第六編 近世 第五章 文化と信仰(文化宗教史) 第二節 神社と信仰 ニ 市内の近世寺院 市内の各寺院 p1031 瑞浪市 昭和49年(1974年)
  • 『ふるさとの歴史 : 郷土学習のための各町概史 (瑞浪市郷土史シリーズ ; その1)』 陶町概史 三 大川村 近世 大川村 p301 渡辺俊典 瑞浪市郷土史研究会 1983年

脚注

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  1. ^ 三界とは、欲界、色界、無色界、あるいは、仏界、衆生界、己界のことで万霊塔とは、この世に生命のあるものの霊をこれに宿らせ、回向することによって万霊を供養することを目的とした塔。
  2. ^ 1732年